(朝・自室──)
わたし、倫道咲は誕生日の朝に、再び目覚めた。
テレビ
咲
咲
咲
テレビ
咲
咲
テレビ
咲
咲
スマートフォンに手を伸ばす。
日付を見る。
咲
咲
咲
咲
間違いなく、今日はわたしの誕生日だった。
(昼・街の路上──)
咲
咲
咲
咲
咲
咲
咲
咲
Prrrrrrrr
スマホから着信音が鳴る。
友人A
友人A
咲
咲
友人A
咲
友人A
友人A
咲
咲
友人A
咲
友人A
友人A
咲
友人A
咲
咲
──通話終了。
咲
咲
咲
咲
咲
咲
咲
咲
咲
すると唐突に──
アスファルトを切りつける甲高いスキール音。
咲
突如現れた乗用車が、猛スピードで突っ込んでくる。
咲
避ける間もなく跳ね飛ばされる。
咲
地面に叩きつけられて転がる。
傷だらけになる。呼吸ができない。
逃げようと地面を掻くように這いずる。 すると…。
乗用車が方向転換し再び咲に向かい、エンジンを吹かせる。
走り出し、一気に加速する。
咲
運転席にいたのは、あの仮面の男。
仮面の男
次の瞬間には視界が車のタイヤで埋まり、意識は途絶えた。
耳には水風船が割れるような音が残った。
(朝・自室──)
咲
咲
テレビ
咲
咲
咲
咲
咲
咲
咲
テレビ
咲
咲
咲
テレビ
咲
咲
咲
スマホを壁に投げつけた。
はたと気づく。
咲
咲
咲
咲
咲
咲
咲
(夕方・居酒屋──)
友人A
友人B
咲
友人A
友人B
咲
咲
友人B
咲
友人A
友人B
咲
咲
咲
友人A
友人B
咲
咲
友人B
友人A
友人A
咲
咲
友人B
咲
咲
咲
友人B
友人B
咲
友人B
咲
咲
(夜・ビジネスホテル──)
フロント
フロント
咲
咲
咲
咲
咲
咲
フロント
フロント
咲
フロント
咲
フロント
咲
咲
咲
フロント
フロント
エレベーター前に移動して、ボタンを押した。
咲
咲
咲
咲
咲
咲
エレベーターがフロント階に到着した。 扉が開く。
そこには 見覚えのある者が立っていた。
見覚えのある黒服。 見覚えのある体格。
そして見覚えのある仮面。
──殺人鬼だ。
仮面の男
咲
咲
咲
仮面の男の包丁が、吸い込まれるように咲の腹へ突き刺さる。
咲
何度も、何度も何度も刺される。
視界が暗転すると、再びわたしの死体ができあがった。
コメント
23件
仮面男友達の男性だったりして
絶対仮面男瞬間移動してる!
何度も何度も刺されていたそ