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浅野茉白

はぁ…

あまり ひとけ のない道を歩く

何も家を飛び出さなくてもよかったかもしれない

もう後悔するのは嫌なのに

浅野茉白

どうしていつもこうなの…?

勝己が追いかけて来ないのがもうこの恋愛のお知らせなんだ

轟焦凍

茉白……?

浅野茉白

っ!

それはいつものスーツ姿とは違う、私服でおしゃれな焦凍さんだった

浅野茉白

焦凍さん…!!

私は焦凍さんに抱きついた

轟焦凍

おお……どうしたんだ?

浅野茉白

……もう後悔したくない

轟焦凍

……?

私はさっきまでのことを焦凍さんに話した

轟焦凍

…盗聴器に監視カメラ…見方を変えれば犯罪だぞそれ

浅野茉白

………そうですよね、

轟焦凍

気持ち悪いって思わなかったのか?

浅野茉白

…正直怖かったです

轟焦凍

だろうな

と焦凍さんは優しく包み込んでくれる

浅野茉白

私…飛び出しちゃいましたし…これからどうすればいいのかわかんないです…

轟焦凍

それ誘ってるのか?

浅野茉白

違いますよっ!!本気で悩んでます

轟焦凍

フッ、そうだな

轟焦凍

俺ん家来るか?

勝己もどうせ浮気相手の子の家に行ったんでしょ

だったら私もいいよね

ガチャ…

浅野茉白

えっ……和室…!?

轟焦凍

悪い、実家がこういうんだったから

轟焦凍

フローリングはどうも落ち着かねえ

浅野茉白

意外です…!!

轟焦凍

そうか?

ギャップ萌えじゃんか!!

轟焦凍

茶入れるよ

浅野茉白

ええそんなそんな…!申し訳ないです

轟焦凍

何言ってんの

轟焦凍

俺がいいって言ってるんだから

浅野茉白

ありがとうございます…

ふと周りを見渡すと焦凍さんの家族写真を目にした

浅野茉白

……え

浅野茉白

焦凍さんって末っ子だったんですか…!?

轟焦凍

ああ

浅野茉白

ええっ……!

今日は焦凍さんの意外な一面に驚かされるばかりだ

浅野茉白

4人姉弟なんて羨ましいなあ

轟焦凍

……長男は捕まった

浅野茉白

…!

轟焦凍

長女は小学校の教員で次男は精神病院で働いてる

浅野茉白

そうなんですね……

なんか触れてはいけない気がして私は家族写真を見るのをやめた

轟焦凍

はいお茶

浅野茉白

本当にありがとうございます

轟焦凍

ああ

焦凍さんは私の隣にちょこんと座る

轟焦凍

茉白の家族は?言いたくなければ言わなくていい

浅野茉白

私の家族は普通ですよ。弟が1人いるくらいで

轟焦凍

へえ…弟は何やってんだ?

浅野茉白

まだ高校生です

轟焦凍

あー

浅野茉白

年の差が激しいんですよね

轟焦凍

俺も姉とは6歳差だ

浅野茉白

私もそのくらいです

浅野茉白

あ、あの…

轟焦凍

浅野茉白

私はいつ帰ればいいのでしょうか…!

轟焦凍

…帰さねえ

浅野茉白

え?

轟焦凍

あ…悪い

あーあれですか

心の声が漏れちゃった系ですか可愛いですね

轟焦凍

彼氏…体 重ねてんだろ?

浅野茉白

……

轟焦凍

無言の肯定か

轟焦凍

ならさ

浅野茉白

轟焦凍

俺らもいいんじゃねえか?

ゆっくり床に押し倒される

浅野茉白

焦凍さんっ……

轟焦凍

悪いな「気になってる設定にしとけ」そう俺は言ったが撤回してくれ

浅野茉白

っ___!

彼は浮気をしているはずだった

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