美結
拓郎
郁美
突然起きたフラッシュバック
頭の中に母の言葉が浮かんで
怖くて怖くてたまらなくなった
もう顔も思い出せない母の言葉
優香里
それがこびりついて離れなくて
全身がガタガタと震え
涙が洪水のように溢れてくる
美結
美結
美結
突然のことに驚きつつも
たっくんは直ぐにテレビを消して
郁美
いっちゃんが私を抱き締めてくれた
テレビの音がしなくなってからも
私は全身の震えが止まらず
いっちゃんにしがみついたまま
しばらく動くことができなかった
数時間後
やっと落ち着きを取り戻した私は
寝室に移動しそのまま眠りについていた
拓郎
郁美
郁美
郁美
拓郎
郁美
郁美
拓郎
拓郎
拓郎
郁美
郁美
その夜
いっちゃんはずっと泣いていた
眠っている私のことを抱き締めて
ずっとずっと涙が止まらなかったらしい
郁美
拓郎
郁美
拓郎
郁美
たっくんが慰め続け
やっと眠りについたのは深夜二時を過ぎた頃
二人のおかげで
私はその夜も怖い夢を見ることはなかったけど
朝目が覚めると何だか不安で
またいっちゃんにベッタリくっついて
少し離れただけでも泣いてしまうようになった
翌日
いっちゃんが早起きをして朝食の準備を始める
私は目覚めると直ぐにたっくんにしがみつき
どうしても離れることができなかった
拓郎
拓郎
郁美
拓郎
郁美
拓郎
拓郎
朝食時にもいっちゃんから離れられず
必ず二人のどちらかがそばにいないと泣いてしまう
美結
郁美
拓郎
郁美
拓郎
郁美
拓郎
郁美
ようやく落ち着いてきていたのに
また振り出しに戻ってしまった
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