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夕食後、優羽が後片付けをしている間二人はまた子供向けアニメの映画バージョンを観ていた。

片付けを終えた優羽は二人と合流し途中から映画を一緒に観た。

アニメの映画バージョンは大抵は感動を誘うストーリーとなっている。だから大人が観ても満足する内容だ。

案の定岳大も真剣に見入っているので優羽は微笑む。その時優羽は岳大の新たな一面を発見して嬉しかった。


映画が終わるとデザートを食べてから岳大が流星を風呂へ入れてくれた。

優羽が洗面所へ着替えを持って行くとバスルームからは二人の楽しそうな声が響いてきた。

風呂から上がった流星はかなり眠たそうだった。岳大に沢山遊んでもらって疲れたのだろう。

頃合いを見計らい岳大は流星を二階の寝室に連れて行ってくれた。

流星は天窓から見える星を眺めながらあっという間に眠りに落ちた。


流星を寝かしつけている間ゆっくり風呂に入っておいでと岳大が言ってくれたので優羽は久しぶりに一人で入浴した。

いつもよりも丁寧に髪と身体を洗った後湯船にゆっくりと浸かる。

長湯をしたお陰で身体中の疲れが取れて心身共にリラックスした。


満足した優羽はバスルームを出るとパジャマを着てから髪を乾かし始めた。

鼻歌を歌いながら軽く目を閉じてドライヤーをかけていたので岳大が洗面所に入って来た事には全く気付かなかった。

優羽は目を開けて「キャッ」と驚く。

その瞬間優羽は背後から岳大にギュッと抱き締められてしまう。


岳大はそのまま優羽のパジャマのボタンを外し始めた。そしてあっという間にパジャマを剥ぎ取ると優羽の美しい乳房が露わになる。

鏡に映った優羽はとても美しかった。優羽は恥ずかしくて両腕を胸の前でクロスさせるがその腕を岳大がそっと引き離した。

そして岳大は後ろから激しく優羽の乳房を揉みしだく。

優羽は絶え間ない刺激に思わず声が漏れそうになりなんとか意識を逸らそうと鏡の方を見つめた。

するとそこには両の乳房を揉みしだかれている自分の艶めかしい姿が映っている。

優羽の瞳は次第にトロンとなり鏡の中の岳大の視線絡み合った。

そしてとうとう優羽が切ない喘ぎ声を漏らし始めた。

優羽は身体を弓なりに逸らせ岳大にもたれかかるような姿勢になる。

もうこれ以上耐えられないと思った優羽は後ろを振り返り岳大に訴えようとしたがすぐにその唇は塞がれてしまう。


「んっっ…….」


岳大は一旦唇を離すと優羽の耳に囁いた。


「リビングに行こう」


岳大は優羽の腰をしっかりと抱くと優羽を連れてリビングへ移動した。


あの旅行以来二人きりになるチャンスは全くなかった。優羽もずっと岳大に触れたいと思っていたがその機会がないまま今日まできていた。

だから優羽も岳大にいっぱい触れたいと思っていた。


岳大はカウチソファーまで優羽を連れて行くとソファーの背に掛けてあった毛布をカウチ部分に敷いた。

そしてその上に優羽をそっと横たえる。

上半身裸の優羽のしなやかな肢体は柔らかい毛布の上に沈む。

するとすぐに岳大が覆いかぶさって来た。もう我慢出来ないといった様子で優羽の身体中にキスの雨を降らせる。

優羽の両手は岳大の背中に回り時折軽く爪を立てる。その刺激にさらに岳大の愛撫は激しくなっていった。


岳大の右手が優羽の薄い茂みの奥にある湿度を帯びた部分を攻め始めると優羽はさらに激しい喘ぎ声を上げる。

岳大の指が突起を刺激し透明に光る潤滑油と共に上へ下へと動きを速めると優羽は徐々に高みへと上り詰めていった。

そして可愛らしい声で、


「あぁんっっ」


と叫んでからあっという間に果てた。

岳大は嬉しそうな表情で荒い息をする優羽の瞼に優しくキスをする。

しかし右手の指はその場所から離さずにそのまま愛撫を続けている。すると優羽の身体は再びモヤモヤとし始める。


その時岳大は一旦優羽から離れると顔を優羽の腰の辺りに移動させる。そして優羽の両ひざを折り曲げると両脚をグッと開いた。そして露わになった優羽の感じやすい場所に顔を埋める。


「ぃやっ、だ…めぇっ…….」


優羽は必死に抗うが岳大の力にはかなわない。そしてその抵抗はあっという間に消え失せた。

岳大の舌が優羽の最も感じる部分を攻め始めたので優羽はただ腰をヒクつかせる事しか出来なかった。

岳大が卑猥な音を立てながら攻め続けると優羽は再び昇り始めた。そしてあっという間に二度目の絶頂を迎えた。


「あぁーーっっ」


優羽が果てると岳大は満足そうな表情を浮かべていた。

しかし岳大の方もそろそろ限界だった。

岳大は一度起き上がりスウェットと下着を脱ぎ捨てるとすぐに優羽の上に重なった。


優羽は自分ばかりが気持ち良くしてもらっていたので岳大にお返しをしたいと思う。

そして無意識に岳大の胸に手を這わせる。

優羽の細い指が岳大の乳首に触れると岳大はビクッと反応した。

そこで優羽は指で岳大の乳首を攻めてみる。すると岳大からは大きなため息が漏れる。

優羽からの思いがけない奉仕に岳大が一気に加速した。一旦身体を起こした岳大は愛液でぬらぬらと滑りが良くなった優羽の割れ目に漲った自分を突き刺す。


「はぁっっんっっ」


優羽が叫ぶと同時に部屋に卑猥な音が響いた。


クチャッ ヌチャッ グチュッ


あまりの興奮に二人はあっという間に昇りつめていく。岳大は優羽の膝裏を持ち上げると更に密着するように腰を打ち付けた。


声を出さないようにしても勝手に喘ぎ声が漏れてしまう。

二階に聞こえたらと思い優羽は焦って左手で自分の口を押さえてみるがそれでも声は漏れてしまう。

見かねた岳大が優羽の口をキスで塞いでくれた。いくらか喘ぎ声は小さくなったが優羽の感度は増すばかりだった。

岳大が激しく突く度に身体の奥から蜜がどんどん溢れてきた。


「あんっ あんっ あぁんっっ」


岳大の腰のリズムと共に声が弾み乳房が揺れる。

優羽がもう限界と思ったその時岳大も腰の動きを速めた。


「くっ……」

「あぁっっ……んっ」


その時岳大が優羽にキスをする。思いやりと愛情のこもった深いキスだった。

優羽は肩で息をしながら大きな幸福感に包まれていた。


その夜二人は更に二度愛し合った。

自分達のどこにそんな体力があったのかと思うほど互いに互いを求め合い絡みつき濡れて突いて果てた。

しかし三度目の絶頂を迎えた優羽はとうとううとうとし始める。それに気付いた岳大が優しく言った。


「二階で寝ようか。天窓から星が見えるよ」

「うん」


優羽は嬉しそうに岳大の後について行った。


寝室に入ると大きなダブルベッドのまん中で流星がスヤスヤと眠っている。その寝顔は天使のように愛らしかった。

二人は流星の両側に身体を横たえ天窓を見上げる。


「本当、星がいっぱい見えるわ」

「優羽が喜ぶと思ったよ」

「流星も喜んでた?」

「もちろん。天然のプラネタリウムだねって喜んであっという間に寝ちゃったよ」

「フフッそうなんだ。でも本当にこのベッド寝心地がいいわね」

「そりゃそうさ、僕の愛しい人が選んでくれたんだから」


岳大は優しい表情を浮かべながら手を伸ばして優羽の頬をそっと撫でる。

優羽はその手を握ると流星の身体に当たらない位置に置いて言った。


「手を繋いで眠りたいの」

「いい案だね」


岳大は微笑みながら優羽の手をギュッと握り返した。

それから二人は星空談議を交わした後、静かに眠りに落ちていった。

水面に落ちた星屑

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