テラーノベル
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霧が晴れた村には、久しぶりに太陽の光が降り注いでいた。白霧の丘から見下ろす景色は、まるで別世界のように輝いている。
「……こんなに、広かったんだ」
etは、風に髪をなびかせながら呟いた。
「霧が晴れると、見えるものも変わるだろ」
mnrが隣で笑う。
「でも、変わったのは景色だけじゃない。
お前の目も、ちゃんと前を向いてる」
「うん……ありがとう、mnr」
etは、そっと目を細めた。
村では、みんなが忙しそうに動いていた。
封印が解けたことで、霧の流れが変わり、
新しい土地や道が現れ始めていたのだ。
「こっちの森、前は行き止まりだったのに!道が続いてるよ!」
dnが元気に走り回っている。
「この地形の変化、記録しなきゃ……!」
mf君は手帳に夢中でメモを取り続けていた。
「ふむ、風の通り道も変わってるな」
ya君が空を見上げる。
「新しい風が吹いてるってことだね」
noさんが微笑む。
「なあ、mnr」
jpが近づいてきた。
「お前、これからどうするんだ?
また霧に戻るのか?」
mnrは、少しだけ空を見上げてから、答えた。
「……いや。俺は、ここに残るよ。
霧の中で眠ってた分、やり残したことがある。
それに──etのそばにいたいしな」
「ふふ、素直ですね!」
rnがくすっと笑う。
「うるせぇ、rn。お前、昔からそういうとこ変わんねぇな」
「えへへ〜、mnrも変わってないよ」
「でも、mnrがいてくれるなら心強いね」
noさんが言った。
「そうだな。頼りにしてるぜ、mnr」
jpが肩を叩く。
「……おい、やめろ。照れるだろ」
mnrが少し顔を赤らめる。
「ふふっ」
etが笑った。
その笑顔に、みんなの顔もほころぶ。
その夜、村では小さな宴が開かれた。
霧が晴れたことを祝う、ささやかな集まり。
焚き火の周りで、みんなが語り合い、笑い合う。
「etちゃん! etさん!、踊ろうよ〜!」
rn na dnが手を引っ張る。
「えっ、わ、わたし踊れないよ〜!」
「大丈夫!ぼく達が教えるからっ!」
「……ふふ、じゃあ、お願いね」
少し離れた場所で、mnrは焚き火を見つめていた。
「なあ、mnr」
mf君が隣に座る。
「お前、これからどうするつもりなんだ?」
「まずは、村の記録を整理しないとな。
霧の中で見たこと、全部書き残しておきたい」
「……手伝うよ。俺も、知りたいんだ。
お前が見てきたものを」
「ふっ、素直じゃねぇな。ありがとな、mf」
夜空には、星が瞬いていた。
霧のない空は、こんなにも広くて、深い。
etは、空を見上げながら、そっと呟いた。
「mnr……私、これからも歩いていくね。
あなたが守ってくれたこの世界で、
私の足で、ちゃんと──」
風が、etの髪を優しく揺らした。
それはまるで、mnrの手のように、あたたかかった。
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