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︎🤍「じゃ、そろそろ親のとこ行こっか」
何気なく言ってくる。
︎🤍「うちの親、ちょうど挨拶回りしてるから、俺たちも顔出さないとね。”パートナー”だし」
💙「……はっ?!い、行くの?え、てか聞いてない!」
俺の声、明らかに裏返ってた。
︎🤍「だって言ってないもん」
ラウールは何食わぬ顔で、口元に笑みを浮かべている。
💙「いやいやいや、なんでそんなに軽く言うんだよ!?こっちは心の準備とか……っ!」
焦ってる俺に対して、ラウールはぐいっと腕を取り、さっさと歩き出してしまった。
︎🤍「パパ、ママ。紹介するね、俺のパートナーの翔子ちゃん」
ラウールは落ち着き払った口調で言う。
それに対し、ご両親はにこやかに頷くだけだった。
︎🤍ママ「ふふ、初々しいくて可愛い方ね」
︎🤍パパ「よろしくね、翔子さん」
俺は顔が引きつってるのを必死に隠しながら、ぎこちなく頭を下げた。
💙「よろしくお願いします…」
💙 (あれ、意外と普通……?)
もっと冷たい目をされるかと覚悟してたけど、思ったよりも穏やかな対応に拍子抜けする。
ちょっとだけ肩の力が抜ける。けど、油断はできない。何せ今、女装して、金持ちのパーティーで、ラウールのパートナーとして隣に立っているんだから。
──そんなこんなで、なんとかラウールの 両親への挨拶も終わり、緊張MAXの時間が やっと解けた頃。
🖤「よっ、ラウール。帰国早々大忙しだね」
ふいに聞き覚えのある声がして、びくっと肩が跳ねた。
💙 (うわ……目黒蓮…!)
︎🤍「あ、めめ!」
🧡「俺も来たで〜 」
その後ろから、軽い感じで手を振る向井康二も見える。
💙 (またSnowMan来たじゃん……)
この2人は、SnowManの中でも存在感あって、会場の空気が一気に華やぐ。
🖤「さっき、阿部ちゃんと佐久間くんに会った。それと、他の3人は来れそうにないって」
︎🤍「そっか、みんな忙しいって言ってたしね。2人とも来てくれてありがとう」
ラウールは少し残念そうに笑ってるけど、俺はというと……
💙 (深澤来なくて……よかったぁぁ…)
心の底からほっとした。
SnowManの中でも1番距離が近くなってしまった深澤辰哉。
もし今日来てたら……マジでバレてた自信ある。
🧡「あれ?その子は?」
︎🤍「あぁ、この子は翔子ちゃん。パートナーとして来てくれたんだ」
💙「あ、翔子です。」
急にこっちに視線が向き、びっくりした。
🖤「目黒蓮です。よろしくね」
🧡「よろしく〜!こんな可愛い子と知り合いやってんや、ラウールもやるやん〜 」
︎🤍「まぁ〜ね」
💙 (白雪狩りで見た印象とだいぶ違うな)
──まぁ、なんとかバレることもなく、緊張とハラハラで胃が痛くなりながらも、パーティーは無事に幕を閉じだ。
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