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「君が謝ることじゃないさ、レイチェル。そして俺は全く気になんてしてないさ。アランも君も俺ももう後戻りはできないんだ。君とこの前お互いに誓っただろう?さてとじゃあ行くよ。アランという火山が噴火する前にね。」
俺はレイチェルにそう言って馬車の扉を閉めると、馬車は勢いよく発進する。アランはまだ俺に対して色々わめいていて、レイチェルを説得しようとしているようが、詳しくは聞き取れないし、聴力強化の魔法で聞く価値もない。
アランは俺を悪魔だと初めて言った人間の1人だ。そして彼の直感的・本能的懸念は極めて正確だと言おう。でもレイチェルは俺の悪魔としての一面を受け入れている。ユリアスは俺の悪魔的側面に惹かれている。レイチェルは俺の弱みを理解して支えてくれる。ユリアスは俺に楽しみを与えてくれる。おそらく俺には彼らが必要だ。そしてそれは逆もしかり。
いずれにせよアランはあまり問題にはならない。彼は真実に迫ることができないのを俺は知っている。直感的に察知するのと証明することは異なる。そして俺の悪魔性を証明することは不可能だ。むしろその事実が彼をああしているのかもな。だとすればアランは興味深い人間だ、なぜなら俺の全てを直感的に察知しているから。