シェルター　〜A Journey of Weaving Emotions〜

今僕はシェルターから出て数日しか経っていないのだが、旅を続ける上での問題に直面している。

その問題とは僕のバッテリーである。僕は食べ物を食べない代わりに充電器からバッテリーを補充しないといけない。どうやら燃費はそこそこ良いらしいのだが、充電器の残量がなくなるということは、僕の食糧がなくなるということになる。

つまり、どこかのシェルターで充電器の残量を補充しつつ旅を続けなければならないということだ。シェルターは歩いていると見つかるが、果たして僕のことを受け入れてくれるだろうか。

僕のような感情を持つロボットは嫌われているはずである。ロボットが起こしてしまった戦争によって。

しかし旅を続けるためにはどこかのシェルターに寄るしかない。そう考えていると目の前に赤い屋根のシェルターが見えてきた。意を決して僕はこのシェルターに寄ることにした。