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夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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蒼乃 月
417
管野アリオ
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「んうっ……」
理麻の唇から吐息が漏れ落ち、俺は彼女の息をも食らい尽くすように、小さな花弁を貪った。
彼女の腰と後頭部に腕を回し、押さえ込むと、舌を絡ませ、歯列をなぞらせ、濡れた音を響かせながら、深く口付けを交わす。
「んんっ……」
唇を執拗に塞がれている理麻は、苦しげな息遣いをしながら、モゾモゾと身を捩らせた。
ひとしきり、理麻の艶やかな唇を堪能した俺は、腕の力を解き、焦らすように顔を離す。
「け…………恵斗……くん……」
瞳を微かに見開かせ、俺に眼差しを絡ませてくる理麻に、俺は、触れるだけのキスを振った。
「理麻と再会して…………週末に会うたびに……理麻を抱くたびに…………俺は……理麻を好きになっていった……」
「……っ」
彼女は、想いを伝えられるとは思いもしなかったのか、瞳を揺らがせながら、俺に視線を突いてくる。
「好きになっていくと同時に、理麻を誰にも渡したくない、俺のものにしたいって…………」
理麻の柔らかな身体を抱き竦めた俺は、彼女の艶髪を慈しみながら撫で続けた。
「理麻は、俺と身体だけの関係でもいいって言ってたけど…………」
ここで、理麻に気持ちを伝えないと、このままズルズルと、身体を結び合う関係で終わってしまう。
抱きしめていた腕を緩め、理麻の華奢な肩に手を添えた。
「俺は……理麻に彼女になって欲しい」
真剣な眼差しを理麻に向け、想いを伝えると、彼女はホッとしたのか、目を細めながら面立ちを緩ませた。
「私は…………恵斗くんの事…………十年前から密かに憧れてた。二ヶ月前に再会してから、週末に会うようになって……抱かれるようになって…………恵斗くんの事、好きになってた……」
俺から視線を外した理麻が、小さくため息を付くと、再び視線を絡められる。
「理麻……」
彼女が、そんな前から、俺を気に掛けてくれていた事に驚きつつも、互いに想い合っている事が分かり、俺は唇を重ねる。
「恵斗くん……」
「理麻……」
唇を離すと、互いの名を呼び合い、俺は彼女を射抜いたまま、細い括れを引き寄せた。
「なぁ……理麻。今から理麻を…………彼女として抱きたい……」
俺に求められた彼女は、瞳に艶を滲ませると、唇を小さく震わせながら、辿々しく頷いた。
コメント
1件
うわあ……ついに、ついに想いが通じ合ったんですね……! 再会してからずっと身体だけの関係だった二人が、お互いに「好き」って気持ちを伝え合うシーン、すごく胸が熱くなりました。特に理麻が「十年前から密かに憧れてた」って告白するところ、切なくて、でもすごく尊い……。恵斗くんの「彼女として抱きたい」って言葉も、もうただの関係じゃないんだって感じがしてドキドキしました。この先の二人がすごく気になります!