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#ヤクザ
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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#シークレットベビー
#妬きもち
恵
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「私…………男の人に抱かれるの、初めてだし…………圭ちゃんを満足させられないかもしれ──」
「そんな事、気にしなくていい」
美花が不安を口にするが、圭は、言葉を遮るように言い切る。
「俺は……美花の全てを愛したい。それだけだ」
彼の言葉に、美花の瞳が色を帯びたように濡れ、圭に視線を交じえる。
ひとしきり沈黙が降り続けている、仄暗い部屋。
「私…………圭ちゃんに……抱かれたい……」
やがて、彼女が、か細い声音で唇から言葉を零すと、圭は、艶を増した眼差しを向けられる。
「美花っ……」
小さな顎に指を掛け、上を向かせながら、圭は薄紅の花弁に唇を重ねた。
美花を抱きかかえ、ダブルベッドの上に、そっと寝かせた圭は、彼女の上に覆い被さり、唇を堪能し続けた。
初めて圭に抱かれる彼女を、怖がらせないように、入念に時間を掛けて。
美花の背中に腕を回した圭は、ゆっくりと抱き起こすと、ハーフアップにした髪を解いた後、ボレロを脱がせていく。
半袖のドレスから覗く、美花の左腕から手首に掛けて刻まれた、赤い痕跡。
圭は、傷を慈しむように、唇を寄せ、伝わせていく。
「けっ……圭ちゃん……?」
「言っただろ? 美花の全てを愛したいって……」
彼の行為に、僅かに瞳を丸くした美花だったが、圭は構わずに、美花の傷に唇を這わせ続けた。
彼の指先が、美花のドレスのファスナーを弄り、静かに下ろしていくと、彼女は、いよいよと思ったのか、身体を硬直させる。
「美花。大丈夫だから……」
彼女の耳朶に低い声で囁くと、美花が辿々しく頷き、圭はファスナーを下げ切った後に、丁寧な手つきで、彼女のドレスをくつろげた。
衣擦れの音だけが響き、美花を見下ろすと、淡い紫のランジェリー姿だけになった彼女が、ぎこちない様子で身体を両手で隠す。
ブラの隙間から、両乳房の上に赤い筋が覗き、圭は指先で痕跡に、おずおずと触れた。
胸元をクロスさせた左の腕と手首にも、心の叫びを思わせる印が、幾重にも残っている。
「美花。君の全てを…………俺に見せてくれ……」
圭は、美花の手首を掴むと、優しく引き剥がしていった。
コメント
2件
ドキドキするね
うわあ……218話、読み終えました。このシーン、すごく丁寧に描かれてますね。美花の「初めてだからうまくできないかも」っていう不安と、圭の「全部愛したい」っていう言葉が対照的で、特に彼女の自傷痕に唇を寄せる描写が胸にきました。傷すらも含めて全部受け入れるよ、って姿勢が感じられて、すごく優しいし、二人の関係がより深まった瞬間だったなあ。ドレスを脱がせる一連の動作も、怖がらせないようにゆっくり時間をかけてるのが伝わってきて、読んでてあったかい気持ちになりました。