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#ヤクザ
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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#シークレットベビー
#妬きもち
恵
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再び想いを通わせ、確かめ合った二人は、改めて恋人同士としての道を歩み始めた。
圭が静岡にいる美花に会いに行き、自身の過去と想いを伝えた時も、二人は、時間が許すまで、ずっと一緒にいた。
以来、美花と圭は週末、隔週で立川と静岡を行き来するようになる。
母の雪も、月に二度、娘が帰省するのが嬉しいようだ。
美花が立川に帰る時、圭は『家庭料理 ゆき』に立ち寄ってくれて、店内で夕食を摂った後、彼の部屋で過ごす。
もちろん、毎日のように、メッセージアプリで連絡を取る事も欠かさない。
「なぁ美花。電子楽器メーカーのトルグって知ってるだろ?」
「もちろん知ってるよ。トルグ社のDTM製品は使った事ないけど……」
この日も母の店で、美花と圭が仲良く食事をして、雪はカウンターの内側からニヤニヤしながら、二人の様子を見ている。
「実は、今月の最終土曜日に、トルグ社の創業五十周年パーティが、初台のホテルで催されるんだ。ハヤマからは、親父が出席できないため、俺と怜が招待されている。パートナーと同伴OKなパーティなんだ。美花。俺と一緒に…………行って欲しい」
「えっ……?」
圭の誘いに、美花の表情が固まる。
「私……パーティ用のドレスなんて持ってないし……」
「美花? 何を迷ってるの? せっかくの機会だし、圭ちゃんと一緒に行けばいいじゃない! 企業の創業パーティなんて、そうそう行く機会なんてないよ?」
困惑気味の面立ちを覗かせている娘に、母がキッパリと言い切る。
雪は、二人が改めて恋人同士になって以来、圭の呼称が『葉山さん』から『圭ちゃん』に変わった。
「怜は出席すると言ってたから、恐らく奏さんも行くだろう。ならば、美花も心細くないだろ?」
「まぁ……そうだけ……ど……」
「大丈夫だ。俺がいるだろ?」
圭が穏やかに目を細めると、その笑みに安堵する美花。
「じゃあ…………圭ちゃんと一緒に……行く……」
「よし。そうと決まったら、明日、パーティに着ていくドレスを見に行こうか」
「えぇ? 明日!? いきなり過ぎない!?」
唐突な圭の提案に、薄茶の瞳が丸くなり、慌ただしく瞬きをさせる。
「いいじゃない。美花、『善は急げ』だよ」
「もうっ! お母さんまで!」
「お母さん、彼女の背中を押してくれて、ありがとうございます」
圭の言葉に、美花は雪を横目にしながら頬を膨らました後、クスッと小さく笑った。
コメント
2件
2人の仲がおさまったラブラブですねお母さんも一生懸命ですね
みぅです🖤🥀 第十八章「再愛」、読ませていただきました。 圭くんの「俺がいるだろ?」って台詞、すごく優しくて、でもしっかり想いを伝えてくれてる感じがして好きです。雪さんが「圭ちゃん」って呼び方に変わってるのも、二人の関係をちゃんと認めてるみたいでほっこりしました🌙 パーティ、美花の戸惑いも可愛くて、ドレス選びのシーンも楽しみです。 静かに温かい進展が綴られていくのが、本当に心地いいですね。 次も楽しみに読ませてもらいます☕️