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高校一年生・仮名:Sさん
友達と話してるとき、つい「相手に合わせなきゃ」って思っちゃいます。
ほんとは興味ない話でも「うんうん」って笑って、気を使って。
その場はうまくいくけど、あとでどっと疲れるし、
「自分って何なんだろう」って虚しくなります。
嫌われるのも怖いけど、無理してる自分も嫌です。
蓮司
「“合わせるのが得意な人”って、実はめっちゃ貴重なんだよ。
会話って、片方が合わせないと成り立たないこと多いからさ」
「でも、それが“自分を削る”って形になってたら……長くは続かないね」
遥
「……オレもそういうとこある。
相手に合わせすぎて、あとで“オレ何喋ったっけ?”ってなる」
「だからさ、“興味ないけど、聞くよ”って正直に出せたら楽なんだよな。
無理に盛り上がらなくても、意外と嫌われねぇよ」
日下部
「……うん。合わせるって、“優しさ”でもあるから、悪いことじゃない。
でも、全部合わせたら、いつか相手も“本当のSさん”を見失うと思う」
「相手のこと大事にしたいなら、
自分の気持ちも少しは見せた方が、ちゃんとした関係になるんじゃないかな」
蓮司
「そうそう。“相手に好かれる自分”と“自分が楽でいられる自分”、
その両方をちょっとずつ混ぜていくのが一番いい」
遥
「“全部正直”もキツいし、“全部合わせる”もキツい。
だったら、“ちょっとだけ素直”から始めりゃいいんじゃね?」
🗝 三人からのことば
蓮司:
「合わせるのは才能。でも、“自分を消すこと”とは違うからね。
少しずつ、自分の声も混ぜていっていい」
遥:
「“無理して笑ってたな”って気づいたら、それも一歩前進だよ。
次はちょっと素直を足せばいい」
日下部:
「ほんとの関係は、“無理しすぎない自分”を見せても壊れない。
……そういう人、きっと見つかるから」