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うわ、今回もめっちゃ重かったですね…。3号の首絞められてるところからもう息苦しかった。2号と同じ顔の敵(トコイ)が出てきて、3号が「知らない知らない!!」って叫ぶシーン、あれ心臓抉られました。あと133号の説教「自分雑に扱うのやめて」にグッときましたね。そうそう、そうなんだよ3号…。 それにしても、3号が2号を必死に運ぶの拒否ったのは嫉妬ですよね?あれ、ちょっと可愛かったです(笑)。異星人側の日常パートも面白くて、敵にも人間っぽさがあるのがまた複雑な気持ちにさせられる。次が気になる…!
[3918年4月9日?時?分/3号]
首がずっと苦しい。食い込む指を剥がそうとするのに手一杯だ。その間に力がどんどん強まって視界がぐるぐるしてきた。
どうして、2号と同じ顔をしている。どうして、2号はずっとトコイに恨みを、憎悪を剥き出しにしている…?なんで僕に話してくれない…。
2号がどうやっても、トコイを1歩も動かすことができていない。2号は何度もトコイに斬りかかっているが、大きな鎌で簡単に防がれていた。
「どうした2号。お前が頑張らないと3号が苦しみ続けるぞ?こんなことでお前らは死ぬことは無い。それがお前らに課せられた呪い。」
「クソ女!!!んなクズだとは思わなかったよこの人間のクズ!!裏切り者!!!」
そうしている間も2号の攻撃は防がれ、3号は首を絞められ続けたが、3号がポケットから小さなナイフを取り出し、首を締める手に突き刺した。
雑念は捨てろ雑念は捨てろ雑念捨てろ…。
すると、トコイは痛みからか一瞬震え、その隙を逃さなかった2号がトコイの肩を斬ると力が入っていた手が緩まり2号は地面に落ちそうな3号を掴み肩で担ぎ慌てて133号の所へ走った。
「ゲホッ!!ゲホッ!!おぇ…気持ち悪…。」
「大丈夫?!私が治すからじっとしてて…2号は怪我ない?」
ないとぶっきらぼうに答え2号は僕を下ろすと剣を納刀し、背中に背負っている大きな剣を抜刀した。
2号はまたトコイの方へと走った。相当憎いのか、容赦がない上に、ずっとイライラしている。絶対後で、トコイについて聞き出してやる…。
「2号、あのままじゃ危ないよね…。3号はどう?まだ苦しいよね…?薬とかはあるけど3号の飲んでいる薬と飲み合わせ悪いし…。」
133号はご丁寧に首を冷やしてくれた。まだ結構キツイし今にも吐きそうだけど、確かに飲み合わせはちょっと悪いかもしれない。
「…いや大丈夫。早く、戻らないとだし。」
「ほんとに言ってる?大丈夫とか適当に言ってまた自分雑に扱うのはやめて。」
「…すみません」
なんか凄い説教食らったけど、今はそう言ってる場合じゃないないじゃん。慌ててポケットからエーテルを取り出し少量自分に打ち込んだ。
「ちょっと!!適当にそれで済ませちゃうの?!」
「133号は2号のこと買い被りすぎ!!2号だって無理する時はほんとに無理する!!だからそんなことしてる場合じゃない!!」
3号はそういいながら剣を手に取りまたトコイに斬りかかる。今度は左胸に命中したが、心臓の位置とズレていたのかピンピンとしていた。
慌てて刺していた剣を抜くとトコイは吐血し、キツそうな顔をしていた。血がダラダラと出てくる。剣に滴る血がどんどん固まっているように見えた。
「これはあまり使いたくなかったが、仕方ない。」
トコイはそんなことを呟くと血が完全に固まった。このままでは切れ味がままならない。2号もだった。2号の剣にも同様の血塊ができていた。
トコイは流れ出た血液を飛ばし空中で固まらせると、針となり3号たちに降り落ちる。
ダメかと思ったが133号が射撃で大きな血塊を潰していた。上手く狙っているのだろうが、射撃が苦手なためあまり命中しない。
慌てて腕で頭や顔を守る。小さな針が降り注ぎ、小さな傷を何個も作った。
「これであなたたちは、剣で私を切ることはできない。精々鈍器にくらいにはなるんじゃないです?2号のような失敗作に扱えるかは知りませんが。」
「このクズ女」
トコイは構えていた鎌を下げる。2号がさっきから口が悪い、というかずっと怒っている。2人は一体なんなんだ。双子?従兄弟?姉妹?
#恋愛
ばたっちゅ
4,526
215
#BL
NGS_ヘビーなしっぽ
204
2号は大きな剣を捨て腰にかけていた剣を握る。けれど、自分は剣を1つしか持っていない。攻撃方法が本当に限られてしまった。
「ふたりともこれ使って!!」
133号が銃を投げ飛ばしたのか銃がふたつ飛んできた。133号は予備沢山持ってたもんね。
慌ててトコイに向けるが的が定まらない、というより、狙ってるけど当たる気がしない。近距離に慣れすぎて射撃訓練なんてもう全く受けてない。
133号はトコイの腕を狙い撃つ。被弾はしたもののピンピンとしていた。3号も2号も133号と一緒に撃ち始めるが、トコイが鎌で防ぐ。
だが133号の方に何か投げたのか133号は避けきれずに倒れていた。2号はそれに気づかず撃ち続けていたがまた何か投げ込まれ2号も倒れた。
「お前に話がある。」
「敵と会話することは違反なんでお断りします」
罰を受けるのは勘弁だ。慌てて銃を撃つが簡単にかわされてしまう。バケモノじみている。
トコイは3号の方へ飛び出し鎌を振り下ろす。慌てて3号は地面に落ちた自分の剣を拾い防いだが体勢を崩したせいで小さい体勢になる。
トコイは体重をかけて重く鎌がのしかかり、3号の筋肉量ではそれに耐えることで手一杯で押し返すことは出来ず、とうとう剣が真っ二つに折れた。
たが、トコイは3号に鎌を向けてはいるが、傷つけることは出来なかった。
「その傷はお前、いつからできている?そんな傷私が見た時にはなかったのに。」
「知らねぇよ!!2号の顔で喋んな!!」
2号と同じ顔のトコイが自分に鎌を向けてくる。なぜ、敵は2号の顔を。敵の戦略かもしれない。異星人の力は予測できない。
「知ってるくせに…。」
トコイは3号の肩を足で体重を乗せ簡単に地面に上半身を追いやる。体力が尽きかけているのか肺あたりを抑えて呼吸を整えている。
「…知らない。……知らない知らない知らない!!」
「じゃあ!お前の大切な縺�&縺ィも忘れたって言って逃げるのか?!」
誰のことを言ってるのか分からない。聞こえなかった、誰の話をしているのか聞き取れない。
「じゃあ、お前の武器についてるこれはなんだ?それはお前の大切な────」
「うるさいそんなことわかってる黙って!!!」
苦しい心臓が熱い…、気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いっ…!!苦しい、息苦しい…。
「い”っ…痛ッッ!!」
3号は痛みから両手で左胸を抑え痛みから声をあげている。トコイは鎌を下ろすと3号の右腕を掴み内側あたりの血管の注射液を刺した。
数秒経つと痛みが引いてきた。トコイはなぜ助けてくれたのだろうか、異星人のくせに。
「私は帰る、調べることは調べた。ここの幽魂の樹木の呪いは強い。こエリアが薄暗いのはその呪いのせいだ。日に当たらないのは精神に良くない。早くここから出ろ。」
「…どうして助けた…?」
「お前が死ねば2号が死ぬ。2号に今死なれちゃ困るって話だ。」
「…2号のこと好きなのか?」
トコイはピクリと一瞬フリーズしたように固まったが、普通に動いたかと思えばビンタされた。
「痛いなんで?!」
「2号なんかよりお前の方が100倍マシだ。」
「はぁ…、つまり照れ隠──」
またビンタされた。なんでこの人ビンタばっかりするの痛いんだけど…、ほんともうなんで。
じゃあなと手を振ると鎌を引きづり汚染区域から出ていった。追いかける余裕も今は無く、とにかくゆっくり立ち上がり、2号と133号を担ぐ。
「うっ…、重い……。」
2人は流石に重いけど持たずに引きずるのは男としての何かを失う気がする。とにかく今は、汚染区域から出よう。ここに長居はしたくない。
[3918年4月9日/134号]
斬りかかろうとして1号が何かに足を掴まれた。ここの樹木の呪い…?いや、でも時間帯が。
足を掴んだモノは地面から生えてる根っこみたいに1号の足を掴む手があつた。慌てて1号の所へ行き、その掴む手を慌てて切り落とすが血なんてでない。
『痛い…痛い…』
と誰かの声で喋った。この手が。趣味の悪いことに切ると身内の誰かの声が聞こえるのだろう。1号の顔色が悪い。
「130号!!ちゃんとして!!このまんまじゃ本当の無能になっちゃうよー?!」
「やめなさい134号、言っても無駄。彼にこの声届いてないんだから。」
134号はいらだちからチッと舌打ちをし、走って異星人に斬りかかる。こいつはまだ、130号の姿でいた。隣にいる130号と見分けが付きにくいせいで一瞬躊躇うのが煩わしい。
けど、何故か剣を振り下ろした時僕は、反射的に目を閉じてしまった。そのせいで手で剣先を握られてしまった。異星人の手から血が滴り、剣先から血が流れ落ちてくる。
「2人とも動くなよ?今ここに血がある。2人が動けばこの血は針に変わって130号の腹部に刺さる。もしかしたら心臓かもれんな。」
多分1号とこいつでは相性が悪いのだろう。1号は衝動的に動くタイプで攻撃すればこいつは1号の大切な人に成り代わる。それに、この異星人も1号からの攻撃は極端に避けようとしている。
今でも1号の足元に手を根のように生やし掴んでいる。確かにあの丸電ノコで攻撃されたらたまったもんじゃない。相性最悪すぎる。
「130号の記憶を読んでいたが、こいつも相当だと思った、だが134号も、1号とか特に酷いじゃないか。最悪だ、ほんと。」
「うるさい!!」
またこいつは体を溶かし人の形を作り始める。今度は7号の姿だった。
「ここにはな、7号とやらのの魂が取り込まれてんだ。お前はあの子の本名すら知らないんだろ?みちる君。」
「…みちる…?」
「お前自分の名前すら忘れたのか。五十嵐 花麗。綺麗な名前貰っておいて全くもって覚えていないとは驚いきだ。」
そんな名前を呼ばれたのは何年ぶりだろう。聞き覚えはあるがイマイチ実感のわかない名前だった。
異星人の血が手まで流れ落ちる。その時、1号が苛立ったのかわからんが動き始めた。ふざけんなこいつ!それに気づいた異星人は血を針にさせ僕へ飛ばしたがその時その針は全て切り落とされた。
130号が全て切り落としたんだ。さっきまでずっと放心状態だったのに正気に戻ったんだろう。
130号は僕を雑に担いで少し離れると1号が飛び上がり大きく武器を振り下ろす。
「その武器、嫌いなんだよ…はぁ…。」
振り下ろされた武器は皮膚には当たらず何かによって防がれた。
「イェル、お前はなぜ避けようとしない。」
「トコイが助けてくれる」
そこにもう1人、黒髪の異星人が現れ、その大きな鎌で1号の攻撃を防いだ。1号は後ろへとぐるりと下がる。その時、黒髪の女性の顔を見た。
2号と同じ顔だった。
「イェル、帰還だ。」
「はいはい。」
多分この男の名前はイェルだろう。名前呼ばれてたし、ていうかあいつ2号と同じ顔の人に担がれて帰っていった。男のくせに情けな。
「…ごめん、2人とも。」
「別にいいけどさ〜?僕頑張ったからご褒美ちょうだいね〜?」
「確かに134号はめちゃ頑張ってたね。私も足手まといだったから大丈夫だ、130号。」
1号は130号の肩をつかみうんうんと頷きながら安心したのか武器を落とす。
ていうか、3号たちはなんもなかったのか?汚染区域とここ通常区域での通信はできない。ま、第2部の奴らはその技術持ってるけど、今はまだ試験中。
「130号たち、ちょっ…助けて…」
3号の声が聞こえ振り向くと2人を担いでめっちゃ猫背で歩いてる3号が見えた。無事だった事に安堵はするものの今にも顔が死にそうだ。慌てて駆け寄り133号を持ち上げる。
「3号、無事だったんだ。あ、僕も手空いてるし2号持とうか?」
「……やだ。」
3号が拒否った。130号の気づかい無視して拒否った。3号は2号の運ぶ体勢を変え2号をおんぶする。
「そんなに2号運びたいの?」
「違う。」
違うなんて言ってるけど、絶対130号に運ばれる2号見たくなかったんだろうな〜。嫉妬か〜。3号も嫉妬することあるんだなー。
「134号持ち方雑すぎ。」
「え?これじゃだめだった?」
「うん、133号が運ばれるならお姫様抱っこがいい〜!可愛いから〜!みたいなこと言ってたぞ。」
なんでお姫様抱っこ…、130号はそこまで嫉妬しないのかな〜?えー、でもなんか変なこと言って嫉妬させたいな〜。
ま、130号の言う通りお姫様抱っこしますけど、これ多分僕疲れるやつだ。
「134号お姫様抱っこ下手っぴ。」
そう言いながら1号に133号奪われた。でも1号がお姫様抱っこいちばん上手いのなんで?
「なにお姫様抱っこ会議してんだよ」
「ぶぇっ…ふふっ…なんか3号の言い方…ふふっ…。」
1号のツボに入ったのか笑うのをがまんしているが、我慢しきれていない。確かに3号たまに変な言い方する。
[帰還を開始]
「あら、イェル帰ってきたわね。あなた、私の買ってきたプリン食べたでしょ!!」
「あぁ、食べた。必要なら別に作るが?」
イェルは手からプリンを生成した。その事にタカミはブチ切れイェルの頭を引っぱたく。
「ほんっと人の気持ちを考えるという部分がないわね!!このクソ雑魚!!」
「だまれ三十路」
「はぁぁぁっ?!まだ私27歳ですがぁぁっ?!」
「あぁ、そうか。うっかり三十路と感覚が言っていたものでな。」
ほんと人の神経逆撫でするの好きねと怒鳴る。タカミをめんどくさいなこいつという目で見ながら本棚から本を取り、構うのが面倒になりイェルは椅子に座って本を読み始めた。
イライラしたのかタカミはイェルの膝の上に乗るが何故か怒鳴ることはしなかった。
「お前今日から私の椅子な!」
「好きにすれば」
その様子を見ていたリシスは呆れたように溜息をつく。イシスは反面にニコニコと笑っていた。
「あの2人仲良いくせしてプライドが邪魔なのか否定するんですよね。」
「でもそういうの可愛くない?ケンカップルとかってなんか地球の言葉で言うらしいよ?」
ニコニコとしながら楽しそうに見てくる。リシスはやれやれとしながら再び溜息をつき、イェルが先程作ったプリンを棚にしまう。
「あ!そのプリン食べないでよ?!」
「知ってます。 」
結局食べるんですよねと苦笑いしながらリシスは呟く。イシスはまたまたニコニコと笑っている。
「お前らほんと…はぁ…。」
「あ、トコイさーん!3号さん生きてて良かったですね〜!!」
「まぁな、…3号は2号をおびき寄せる餌となるからな。」
トコイは椅子に座ると、イシスはトコイの髪をくしでとかし始める。鼻歌を歌いながらはねを整えたりしている。
「次の任務は私がやりたいです〜。ほぼ不死身な私ならアイツらの分析に向いてますし!」
「リシスもついてってやれ。イシスのストッパーが居ないのは困る。」
「わ、分かりました!!」
『あぁ…聖女様…我らをお救いたまえ…。』
『聖女様っ!!我らの穢れをどうか!!』
『我らという穢れを救ってくだされ!!』
「もちろんです。」