この間の不審者のこともあり、芥さんは私の帰宅時間に合わせて、会社の前まで車で迎えに来てくれるようになった。あいちゃんには彼氏?としつこく聞かれたけど決してそうではない。
ギュッとされてからは、私は少しだけ芥さんを男性として意識するようになったけど、芥さんは以前と変わらずに子供扱いをしてくるから何も考えていないんだろうなぁ。
……そう思うと何故か胸がチクリと痛む自分がいる。
「ごちそうさまでした!」
「お粗末様でした」
今日も今日とて、芥さんのご飯は美味しかった。特に今日は時間がなくて、鮭のホイル焼きと梅きゅうりと野菜の入った厚焼き玉子になってしまったと言っていたけど、それだけ短時間でできればすごい。主婦力半端ない。
お皿を洗う芥さんに、以前私がやると申し出て、お皿とコップを割ってから台所に入れてくれなくなってしまった。食休みをしていると、芥さんがお茶を持ってきてくれる。
「雫*********************
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