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「何で背中向けるんだよ。俺に背中を向けた罰として…………朝のセックスな?」
彼が甘く低い声色でそう言った瞬間、奥二重の瞳が劣情に濡れた。
「え? 昨日の夜もしたのに……今から……?」
「前も言っただろ? 起き抜けのセックスは、背徳感があって、すげぇ気持ちいいって……」
睦言を交わす豪が、奈美の唇を奪いながら、胸の膨らみを弄る。
「いや?」
「いやじゃない……けど……」
「寝起きのセックス、した事ないか?」
彼女はコクンと頷く。
朝に情交なんて、考えもつかない事だ。
こういう艶事は、夜にするもの、という思い込みがある。
そんな思考を巡らせているうちに、胸を揉みしだいていた手が、奈美の下半身へ滑らせ、筋張った指先が恥裂へと入り込んでいく。
「やっ……っ…………はあぁっ……んっ……」
「もう濡れてる……。エロくて可愛い……」
指先が蠢き続け、敏感になっている花芯をヌルリと撫でた。
「ああぁっ……っ……うっ…………んんっ……はあぁっ……」
彼の緩慢な指の動きが、思考をドロドロに溶けさせ、奈美は喘ぐ事しかできない。
僅かに差し込んでいる朝の陽光が、彼女の乳房を照らし、羞恥に沈みそうになってしまう。
身体中に唇を這わされ落とされた後、双丘の頂に実る果実と、奈美の中心に潜む腫れ上がった蕾を舐めしゃぶられ、避妊具を纏った肉杭で激しく貫かれる。
熱を帯びた短くも官能的な豪の吐息と、奈美が零す、艶めいた息遣いと喘ぎ声だけが、二人だけの淫らなお喋りとなり、扇情的な空間となった朝の寝室に漂い続けた。
身体を揺らし、彼女は快楽の海へ、ズブズブと堕ちていく。
豪の甘くも蕩ける罰は、昼近くまで続き、買い物に出たのは、午後一時を過ぎていた。