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不登校のわたし

不登校のわたし

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同情

♥

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2021年12月12日

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「友達…心配してるかな……」


心配かけたら嫌だな、と思いながら今日も休んでしまった。


「先生も…心配してるかな…」


心配かけてたら本当に申し訳ないな。


「……これって不登校なのかな」


もし不登校だと言えるのなら、誰にも知られたくないと思う。


そんな事、無理なのに。


だって、もう噂は広まっているだろうし、もしかしたら親戚にも伝わっているかもしれない。


「…同情されたくないな」


同情されるのが嫌なのは、自分がより惨めに感じてしまうから。


不登校だ、って腫れ物扱いされたくないから。


それに、私はまだ、心のどこかで「自分はまだ大丈夫だ」と思いたいのかもしれない。




今日もただボーッとする日を過ごしていると、突然インターホンが鳴った。


隣の家に住んでいる父方の祖母だった。


家の電気がお昼までついているので見にきたのだろう。


「◯◯ちゃーん? いるの?」


ドアの外から声が聞こえる。


怖い。


出たくない。


私はどうしようかと迷い、居留守を使うことにした。


祖母はそれから、諦めたように家の方へ戻っていった。


「……家にいるってバレたかな…?」


祖母はいい人だ。よく心配してくれる。


でも、今はそれが物凄く辛い。

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