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とろけるような優しいキスに、そっと目を閉じる。
キスしたまま、彼の手がそっと服の下から入ってきて、下着越しに胸を触られる。
「んぅっ……」
思わず彼のスウェットの胸のあたりをぎゅっとつかむ。後頭部に添えられたもう片方の彼の手にぎゅっと力が入って、キスを深くなる。
ゆっくり歯列を割って入ってきた舌が、私の舌をそっと絡めとる。適度に入れてくれるブレス。彼のくりんとした瞳とほんの一瞬目が合うだけで、頬が熱くなった。
やばい気持ちいい……。
そのままソファに押し倒されて、ルームウェアをめくり上げられる。
永井くんは紅く、硬くなった胸の頂をそっと口に含んで、丁寧に舌で転がす。
じゅるっという蜜音が、脳内を痺れさせる。もう片方はくいっとつままれて、快感に身をよじった。
「ああっ!! んんっ」
「声、かわいい」
「やだっ、……あっ」
いくらなんでもこんなに明るい中じゃ恥ずかしすぎる。私は彼の胸に手を置いてほんの少しだけ押し返した。彼がパッと顔を上げて、覗き込んでくる。
「いやでした?」
「あの、えっと、そうじゃなくて……」
「?」
「は、恥ずかしいの。こんなに明るい中でしたことないから……」
ふーん、といいながら彼は少しだけ口角をあげた。すごく意地悪そうな顔にぞくっとする。「恥ずかしいこと、いっぱいしよ?」
そう言って彼は、ショーツの上からすーっと気持ちのいいところをなぞる。
もうとっくにとろとろになっていたそこは、ショーツの上からでも潤いを感じるほどだろう。
「で、でもっ……あんっ」
ショーツのクロッチを退けて、彼の指が小さな蕾を刺激する。くちっと水音がして余計に恥ずかしさが募る。
「電気つけてしたことないってことでしょ?」
「ないっ、よ!! っんんっ」
イヤイヤと首を振り、それでもやめてくれない。とめどない刺激に身体がビクッと震えた。
「ここでしたい」
「んんっ……だめっ……あああんっ」
ぐっと蜜壺を彼の指が進んでくる。的確に私の感じるところをとらえてぐいっと押されると、腰が浮いた。
「ソファ……よごれ、ちゃうからぁっ」
「いいよ、汚しても」
「らめらって、そんな、のぉ……」
「無自覚」
そう言われて、また唇を塞がれる。さっきよりも激しく舌を絡めてきて、思考が止まる。
いつのまにか着ているものをすべて脱がされて、煌々とした明かりの下で、彼にじっと見つめられていた。
「み、見ないで……」
「花音……」
夜のサブスク契約なんて、一方的に抱かれるだけ。感じる間もないまま、性欲のはけ口になるのだと思っていた。
でも思っていたのと全然ちがう。こんなに甘い時間になるなんて、想像してなかった。「お願い、せめてベッドで……」
「だめ」