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無名の灯 答えを持たない相談室3

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無名の灯 答えを持たない相談室3

21 - 第21話 “助けて”って言葉が、もう出てこない

2025年11月08日

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高校二年生・仮名:Sさん


“助けて”って言葉が、もう出てこないんです。

前は、誰かに届くかもしれないって思ってたのに、

今は、言っても何も変わらない気がして……。

“助けて”を言えないうちに、

自分が“助けられる人間”じゃなくなった気がします。





「……それ、すごくわかる。

“助けて”って言葉、口にするより飲み込む方がずっと簡単なんだよな。

誰かに届かなかったときの虚しさとか、

“結局ひとりなんだ”って気づく瞬間が怖いから。

オレも、何度も黙ったまま夜が明けたことある」


蓮司

「“助けて”を言わなくなったのは、諦めたんじゃなくて、

“もう痛みたくない”って心が防衛してるんだと思う。

無力になったんじゃなくて、

“それでも立ってる自分”を守ろうとしてるだけ。

言えなくなったことさえ、ちゃんと生き延びるための行動なんだよ」


日下部

「……“助けられる自分じゃない”って思う時点で、

本当は誰かに助けてほしかった証拠なんだ。

でも、そう思えるのは、まだ“感じてる”からだよ。

完全に壊れてたら、もう“怖い”とも思えない。

Sさんは、まだ“人と繋がりたい”ってどこかで思ってる」


「“助けて”って言葉、出てこないときは、

無理して声にしなくていいと思う。

誰かに話しかけるだけでもいい。

“おはよう”とか“寒いね”とか。

それだけで、ちょっとだけ世界と繋がってる」


蓮司

「言葉って、全部“助けて”の延長線上にある。

今すぐ言えなくても、

誰かと関わろうとしてる時点で、ちゃんと届いてる」


日下部

「……“助けて”を言えなかった自分を、

責める必要はないよ。

沈黙の中で、ちゃんと“生きてる”ってことだから」





🗝 三人からのことば


遥:「“助けて”を言えない夜があってもいい。 その沈黙も、ちゃんと生きてる証だから」


蓮司:「言葉を失うのは、弱さじゃない。 それでも生きようとする力が、まだ残ってる」


日下部:「“助けられる自分”を諦めないで。 沈黙の奥にも、ちゃんと希望はある」



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