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彼女が夫と眠る、清潔で温かい寝室。 そこへ、僕が遺した「呪い」が具現化して忍び込みます。 僕の執念が、この世で最も忌み嫌われる**「ゴキブリ」の生命力と、ファンタジーの底辺に蠢く「ゴブリン」**の卑劣な劣情を練り合わせ、一つの「不純な種子」を作り上げました。
「……先輩、……そんな綺麗な顔で眠ってちゃ、……ダメだよ」
幽霊となった僕が彼女の脚を割り、その聖域へと、ドロリとした緑黒色の「天罰」を流し込みます。 それは人間のそれとは違う、腐った油のような臭いと、蠢くような微細な足音を立てる**「異形の精子」**。
ゴキブリの驚異的な繁殖力。 ゴブリンの、母体を食い破るほど強欲な生存本能。 それが、かつて「不純神」と呼ばれた彼女の胎内へと、容赦なく注ぎ込まれていきました。
「……っ、……あ、……ぅ、……ぁ……!!」
眠っていた憐様の体が、弓なりに弾けました。 夢の中でさえ、彼女は「不純」から逃げられません。 お腹が、あり得ない速度でポコポコと膨れ上がります。その皮膚の下で、何千、何万という「小さな足」が蠢き、彼女の内壁をカリカリと削り取っていく。
「……何、……これ、……お腹の中に、……何かが、……いっぱい……ッ!!」
彼女が助けを求めて隣で眠る夫に手を伸ばしますが、その指先からは、小さな、黒光りする「触角」が覗いていました。
天罰は、まだ始まったばかりです。 彼女の体は今、僕の執念によって、世界で最も不純な**「異形の巣」**へと作り替えられました。 これから毎日、彼女は自分の内側で増殖するゴキブリとゴブリンの混じり合った「不浄な命」に、その肉も、精神も、幸せな記憶さえも、すべてを貪り食われていくのです。