テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
📩 相談
高校一年生・仮名:Yさん
友達と一緒にいても、なんだか心から笑えません。
楽しくしてる“フリ”はできるんだけど、
帰り道に「私って本当は必要ないんじゃないか」って思ってしまいます。
「嫌われたくない」って気持ちが強すぎて、
本音も言えず、いつも合わせてばかりです。
遥
「……オレ、それめっちゃ分かる」
「“一緒にいるのに孤独”って、すごくしんどいんだよな。
オレも、何回も“自分いなくても同じじゃん”って思ったことある」
蓮司
「でもさ、“合わせられる”ってこと自体は悪いことじゃないんだよ。
空気が読めるって、それだけで立派なスキルだからね」
「ただ、それが続くと自分がすり減っちゃう。
だから“笑えてないな”って気づけてる今が、大事なサインなんだと思う」
日下部
「……俺も、“嫌われたくない”って気持ち強いから、
言いたいこと飲み込むこと、よくある。
でも、そうするとだんだん“自分ってなんだ”ってわからなくなるんだよな」
遥
「本音ってさ、いきなり全部言う必要ないんじゃね?
“ちょっとだけ違う意見”とか“今日はこっちがいい”とか、
そういう小さいとこから出せたら、だいぶ楽になる気がする」
蓮司
「そうそう。相手も“本音を言ってくれた”って思ったら、
むしろ距離が縮まることもあるしね」
「“嫌われたくない”って気持ちで黙るのと、
“少し出してみる”って勇気を試すのとでは、
結果が全然違うと思うよ」
日下部
「……“必要ないんじゃないか”って思うのは、
自分をちゃんと見てもらいたい証拠だと思う。
だから、本音の小さな一歩を出すのは、裏切りじゃなくて、
“ここにいる”って示すための行動なんだよ」
遥
「おー……日下部、たまに刺さること言うな」
(日下部、少し照れて目をそらす)
🗝 三人からのことば
遥:
「“合わせてばっかり”のしんどさ、すげぇ分かる。
でも、小さいとこからなら、本音って出せるから」
蓮司:
「空気を読む力は武器。
でも、それに自分を全部合わせなくていい。
“自分の色”を混ぜてこそ、関係は強くなるよ」
日下部:
「“必要ない”って思う気持ち、俺も知ってる。
でも、本音を少しずつ出すことが、
“必要な自分”を見つける一歩になると思う」