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無名の灯 答えを持たない相談室3

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無名の灯 答えを持たない相談室3

8 - 第8話 “普通に生きる”がいちばん難しい

♥

8

2025年10月28日

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高校一年生・仮名:Sさん


“普通に生きる”って、何なんでしょう。

みんな当たり前みたいに毎日こなしてることが、

私にはすごく難しく感じます。

授業も、友達付き合いも、笑顔も……

努力しないとできません。

どうして自分だけ、

普通になれないんでしょうか。





「……“普通”って言葉、地味なくせに残酷だよな。

できて当たり前って顔して、

できない人だけ置いていく。

オレもずっと思ってた。

“ちゃんとしてるふり”が普通なら、

そんな普通いらねぇって」


蓮司

「そもそも“普通”ってさ、

誰が決めた基準なの?って話だよ。

“みんなができる”じゃなくて、

“できる人が多そうに見える”ってだけ。

努力しないとできないことは、

できてる時点で十分すごいんだよ」


日下部

「……Sさんは、

“普通”に合わせるために

自分を潰してきたんだと思う。

疲れるよな。

でも、そこまで頑張ってる自分を

“普通じゃない”って責めるの、

それが一番苦しい」


「普通ってさ、“生きづらさを感じないこと”じゃなくて、

“それでも毎日続けること”なんじゃないかな。

しんどくても、ここにいる時点で

もうちゃんと生きてるよ」


蓮司

「普通に見えるヤツほど、

裏でぐちゃぐちゃしてる。

Sさんだけじゃない。

みんな隠してる」


日下部

「……だから、普通じゃなくていい。

“あなたのペースで生きる”のが、

Sさんにとっての普通になる」





🗝 三人からのことば


「普通に見える人ほど、必死に生きてる。

Sさんもその一人だ」


蓮司

「“普通”は他人が決めるものじゃない。

あなた自身の形でいい」


日下部

「できない自分を責めないで。

それでも続けてるあなたが、

もう普通以上に強いから」


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