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第12話 どう思う?
――東野亜美。
冬花と同期での入社で歳も近く、同じ仕事をすることもあるが、分野が同じ関係上、大きなプロジェクトでない限り同じチームになることはあまりない。
特に最近は、それぞれ後輩の育成をしていたこともあり、一緒に仕事をする機会はだいぶ減ってはいた。
それでもデスクがあるフロアは同じなため、顔を合わせる機会自体はそれなりにある。
そういうときも、こうして給湯室に呼ばれることもあるのだが――
(……あんまり楽しい話じゃないことが多いんだよねぇ……)
給湯室にいた同僚の女性二人は、何度か亜美と一緒にいるところを見たことはあるが、単独では話したことはない。
「おつかれさまでーす」
「どうもー」
「お、おつかれさまです……」
(……すごく、嫌な予感がする)
少しぎこちなく挨拶を返すと、手持ち無沙汰をごまかすため、給湯室にある紙コップに、コーヒーサーバー************************
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