第25話 押された背中
移動して数分、彰人と共に冬花がやってきたのは――
(……私が銀二だったときにきたところだ)
まだ彰人に恐怖心を持ちながらも、興味を持ってみようと踏み出してみたとき。
彰人の意外な顔を見て、思わぬ本音を初めて聞いた、ベンチしかない小さな公園だった。
「ここ、よく来るんですか?」
「散歩で通る場所の一つだな」
「そうでしたか」
「遊具もないから、あまり人もいない。ゆっくりするにはちょうどいいんだ」
そこまで言う頃には、例のベンチまでやってきていた。
彰人が座ると、その隣に冬花も腰を下ろす。
少し気まずい沈黙が落ちるが、彰人がすぐに口を開いた。
「……さっきは、怖がらせて悪かった」
「え、そんな、私は助けて貰った立場なので」
「いや……その、古河が覚えているかどうかはわからないが……そう何度も怯えさせるのは申し訳ない」
そこまで言われて、***************************
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