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昨日家族が〇された。
警察に何があったのかを全て話してその日はゆっくり休んだ。
昨日パソコンの画面に写っていた文字が頭から離れなかった。
なぜ家族が〇されたのか、そしてゲームの始まり…??あれはどうゆう事なのか俺には理解ができなかった。
うぅ、、頭が痛い寝過ぎたようだ。
カーテンを開けると外は暗くなっていた。
「もうこんな時間か…」
食欲がない。昨日あんな事があったのだ。食欲がなくて当たり前だ。
テレビに昨日の事が放送されているか確認するためにテレビをつけた。
「昨日〇〇時頃、〇〇県〇〇市で………」
俺はそのニュースを見て涙が出た。
ふと疑問に思った。
(何で俺は〇されなかったのだろう…)
ベットに座り考えていると、、
「速報です。何と人を〇すとお金が貰える世界になったようです。」
…は??
俺はパニックになった。俺が心の中で願った事が現実になったのだ。
「もしかして、サーバー1位の報酬ってのは願いを1つだけ叶える事ができるって言う報酬だったのか…??」
それなら家族を〇された理由が分かる。
俺が1位になったから犯人は2位になり犯人の願いが無効になった、、、
だからその腹いせに俺以外を〇したんだ…。
元々サーバー1位だった奴が犯人だ…
その瞬間俺は
「復讐してやる…」
そう決心したのだ。
包丁を手に取り犯人探しの旅に出る事にした。
ガチャ。
扉を開けると信じられない光景が目の前に広がっていた。
「きゃー!誰か助けてー!」
次々と人が〇されている。
中には銃を持っている人もいた。
俺はすぐに家の中に入り部屋に戻った。
「こんなんじゃ犯人を探す前に〇される…!」
そして俺は銃がないと外の世界で生き残る事は出来ないと思い銃の買い方をネットで調べていると、、
ピコン。
パソコンの画面が急にゲームのショップ画面に変わった。
「こ、これって…」
ゲームの中で手に入るお金を使って現実で使える武器や装備を買う事が出来るようだ。
「だから犯人はあの銃を持っていたんだな…」
犯人はショップで買える銃を持っていたのだ。
俺はショップの中で1番強い銃と食糧、そして防弾チョッキを買った。
(これで外の世界で生き残る事ができるはずだ…)
そう思い外の世界へ再び出る。
ガチャ。
扉を開けると外にはもう誰もいなかった。
犯人が逃げた方向に走って向かう。
バン!
銃声だ。俺は物陰に隠れてバレない事を祈る…
心臓の鼓動がどんどん速くなっていく…
「おい、そこに誰かいるな。」
バレた、だが俺には武器がある。しかもショップの中で1番強い銃だ。
だが…俺の体は恐怖で動かず、、、
「俺はただ家族を〇された犯人を探しているだけなんだ!君が〇した事は誰にも言わない!だから見逃してくれ!」
そうゆうと
「顔を見せろ。大丈夫だ〇さないから。」
と言われたので
「わかった、、」
と言い恐る恐る顔を出すと…
「お前そんなんじゃ犯人見つける前に〇ぬぞ??」
と怒られた。目の前には身長150cmくらいの小柄な女の子が立っていた。
(こんな可愛い子が人を〇すなんて…)
「す、すいません…」
と謝ると
「お前名前は?何歳?どうやってその銃手に入れたんだ?教えろ。」
と質問攻めされた。
「名前はM。25歳だ。この銃はゲームのショップで買ったんだ。君の事も教えて欲しい…」
と恐る恐る聞くと
「私の名前はA。15歳。もしかしてお前もあのゲームやってたのか?」
15歳!?俺と10個も歳が離れている…
「そ、そうだよ。俺の方が年上だから敬語を使って欲しい…」
俺は女の子の圧に押されてあまり強く言えなかった。
「別にいいだろ。ところでお前、家族が〇されたって言ってたよな?実は私もお前と同じで家族が〇されたんだ。」
「そうだったのか。辛かったろうに…」
と慰めの言葉をかけるが
「知らない人にそんな事言われても私は全く元気にならないんだけど。二度と口にするなよ。」
怖い…怖すぎる…これで15歳とは最近の若い子は恐ろしい。いや、この子がちょっとおかしいだけか。
(家族が〇される前はこんな子じゃなかったのかな…)
と心の中で思っていると
「おいお前、私と協力して犯人を探さないか??」
と女の子が提案してきた。
「俺は別に構わないが、、いいのか?」
と言うと
「仲間は多い方がいいしお前が持ってるその銃、めっちゃ強いからな。」
と女の子は俺が持っている銃を見ながら言ってきた。
「まあ1番高い銃だからな。」
と少し自慢げに言うと
「お前どーせニートだろ?働け。」
と言われ俺は少し落ち込んだ。
「まあでもその銃買えるの全サーバーの中で10人もいないだろ。お前普通にすごいじゃん。」
と女の子に褒められ俺は調子に乗り
「俺は確かにニートだがそこら辺にいるニートとは格が違うんだよ!」
と言うと
「お前の事もう一生褒めないわ。」
と言われたのでこの子の前では二度と調子に乗らないと心の中で決心した。
「で、どうやって犯人を探す?」
と俺が聞くと
「私が聞いた情報によるとなぜか世界中の防犯システムが停止したらしい。それができるのはこんな世界にした奴しかいないだろう。だからそいつを見つけて犯人の場所を見つけてもらう。これが私の計画だ。」
凄い…15歳の頭脳とは思えないくらい凄い、、
「でもどうやってそいつを見つけるんだ??犯人を探した方が早い気がするんだが…」
と俺が聞くと
「今この世界はあのゲームと同じような世界になっている。だから恐らくランキングイベントが開催されてるはずだ。知ってるだろ?」
「なるほど!それで1位になってゲームの創設者に会えば…」
説明しよう。俺がやっていたゲームではランキングイベントと言うイベントが毎月(1日から)開催される。俺みたいなニートが上位にいけるイベントだ。
それで1位になるとゲームの創設者Sに会う事ができるのだ。(ちなみに俺は会った事がない)
「こんな世界にしたのはあのゲームの創設者しかいない。Sには秘密が多い。顔も明かしていないし年齢や性別も。」
俺も女の子と同意見だ。だがたくさんの人を〇さないといけない。でも1位になるしか犯人を見つける方法がない。
「Sに会えば犯人を見つけられるんだな…?」
そう聞くとAは
「うん、きっと見つけられる。仮にSが犯人を見つけられないなら私はこのイベントで1位になってSがこんな世界にしたのかを聞く…」
と言った。
(俺がこんな世界を望んだせいかも…)
と言おうとしたが絶対にSが悪い、Sがこんな世界にしたんだと思い俺は言わなかった。
「分かった…協力して1位になろう。確かパーティーを組めばお互いが〇した人数が合計されるはずだ。(パーティーは4人まで)」
「よろしくね。ニートくん。」
「いや確かにニートだが…まあいい好きな様に呼んでくれ。」
そう言って銃声の方へ2人で歩いて行った…