TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

悩むアタシをよそに、女の子は美術室の扉を開けた。

「みんな、モデルさんを連れてきたよ~」

女の子はそう声をかけながら美術室に入っていった。アタシも黙ってついていく。部屋の中には、男女数人の小学生がいた。

「お、来た来た。じゃあ、早速準備しよっか」

「は~い」

そう言うと、みんなは画材の準備を始めた。けど、パッと見たところ、子ども達しかいない。

「あの……、先生っていないの?」

「え? ああ、美術部の先生なら、今日は出張です」

「あ、そう……なんだ」

子どもだけなのにモデルさんを呼んでいるの? なんか、不思議な感じ。けど、子ども達だけならうまくごまかせるかな? といっても、本物のモデルさんが来たらまずいよね。どうしよう……

「あの、アタシ今日初めてこの学校に来たんだけど、いつも先生なしでやっているの?」

「あ、いえ、モデルさんを呼ぶのが今日初めてなんです。先生も来る予定だったんですけど、急な出張がはいったらしくて、私たちだけでやっといてって」

「そうなんだ」

それなら、なんとかごまかせそう。問題は本物のモデルさんだけだよね。なんとか、そっちが来るまでに逃げないと……。

「じゃあ、まず立ってください」

悩むアタシをよそに、女の子はポーズの指定を始めた。アタシは言われるままにポーズをとる。

「あ~、違う違う、もっと足を開いて」

「え? こ、こんな感じ?」

アタシは女の子の言うとおりにポーズをとる。けど、なんかこれ……。ちょっと……恥ずかしいかも。

「そうそう、そんな感じです」

女の子も満足そうだ。でも、これ、ちょっと……。ここに来るまでにアタシの服はボロボロになっている。ここの子たちは特に疑問をもってないようだけど、そういう衣装だと思われたのかな? それはともかく、要求されたポーズをとると、アタシのパンツが見えてしまう。そんな状態でポーズをとるって……ちょっと恥ずかしい……、けど、この子達は平気な顔で要求してくる。

「次は座ってください」

女の子は次のポーズを要求する。う~ん、どうしよう……とまどうアタシにお構いなしでポーズの要求が続く。そうやって今日画くポーズを探しているみたいだった。やがて子ども達で相談を始めた。

「う~ん、どうしよう? なんか難しいんだよね」

「衣装が、ひらひらして、画きにくいかも?」

「あ、そういや、今日ってさ、ヌードデッサンじゃなかったっけ?」

「あ、そうだったね」

ヌードデッサン? アタシはぎょっとする。そそれはちょっとまずいよ!

「あ~、あの……、ヌードはちょっと……」

アタシはあわてて言った。けど女の子達は平然としている。

「え? なんでですか?」

「いや……その……」

「とりあえず、服脱いでください」

「いや、だから……」

アタシは断ろうとするけど、女の子達は平然としている。

「ヌードデッサンなんだから、服着てちゃおかしいですよ」

「いや……その……でも……」

「ほら、早く脱いでください」

これ以上抵抗したら怪しまれるかもしれない……。しかたない、アタシは服を脱ぐことにした。(続く

この作品はいかがでしたか?

4

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚