「総一朗、次何にする?」
ドリンクメニューを持ち上げると、彼が覗き込んだ。
「んー……焼酎にでもするかな」
「お、いいね」
「瑞希も飲むならボトルで入れて」
「あいよ」
請け負って、メニューをひらひらと振る。
「店長ー! 焼酎ボトルでー」
「はーい。今準備するから、ちょっと待ってね」
「うん!」
厨房に入っていく店長を見送りながら、残りの瓶ビールを空ける。
最後の一滴を確認しながら、彼に言った。
「そういえばさ……来週末、研修会あるじゃない」
「ああ」
「久しぶりに同期に会えるなんて嬉しいね」
「そうだな」
「でも朝から長距離走って、研修センター集合だなんて鬼みたいなこと言うよね」
「まあ」
瓶をカウンターに置き、グラスを持つ。
「……ねえ、そーちゃん」
「…………瑞希が『そーちゃん』呼びする時ってろくなことな*****************
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