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森の奥の願い事

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森の奥の願い事

33 - 森の奥の願い事 ~ 記憶を辿って ~

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2024年01月21日

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「もう一個、僕がヒントを出してあげる」

「え..?」

「君は幼い頃、どうやって暁に会ったの?」

その言葉を聞いた瞬間、

ある場所が頭に浮かんだ。

そこは、私の家の近くに建っていた神社….

いや、暁星神社だ。

「その顔は何か思い出したの?」

「うん!私、行かなきゃ!!」

「そっか、行っておいで」

「さっきも言った通り僕にはシウをどうにも出来ないから」


そんな言葉を聞き終わる前に

私は幼い頃の記憶を辿りに

暁星神社へ向かった。

そういえば、

カイにシウのことって伝えてたっけ?


それはそうと、

シウをどうにかしないといけない。

あれ?待って。

シウと会った時の雰囲気、

誰かの雰囲気と似てたような…。

誰だっけ…。



そんな考えをしてるうちに

私は暁星神社に着いてしまった。

私は本堂の扉を開け、

奥には暁ちゃんが居ると信じていた。

が、 そこには倒れている暁ちゃんを

睨んでいるシウが居た。

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