「さあ、吐け!」
麻美に飲みに誘われ、久しぶりに思いっきり飲もうと意気込んで着いてきたのも束の間で、席に着いた途端、まるで刑事ドラマの尋問のようなセリフを吐かれてしまった。
「吐けって、何を?」
正直、麻美に問い詰められるような覚えなんてなくて思わず聞き返す。
「何、すっとぼけてるのよ。滝井くんとの事よ」
麻美の口から“滝井”という名前が出てきてやっと腑に落ちた。
「あー、そのことか」
何で麻美が私と滝井さんと会っていることを知っているのか疑問に思ってしまった。
「あー、じゃないでしょ。いつの間にそういうことになったのよ」
「会ってはいるけど、麻美が言う別にそういうことになってはないよ」
私は麻美の視線から逃れるようにメニューを開いた。
「でも会ってるんでしょ?」
麻美は会話から逃げようとする私からメニューを取り上げると、にっこりと笑みを浮かべていた。
やばい、怒***********
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