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フラアサ注意⚠️
フランス様不憫です。
『…ありがとう。実は…さ。』
少し癪だったが、フランスの優しさに甘えてアメリカが最近冷たいと愚痴をこぼした。
「ふぅん…で?」
「お前はどうしたいのさ。」
『どうしたいって…?』
「イギリスは、そのアメリカが嫌なの?」
『別に…でも、ちょっと寂しい。』
「へぇ、珍しいじゃん。」
少し微笑みながらも真剣に話を聞いてくれるフランスが、少し心を和らげてくれた。
此奴に弱みを見せるなんて、俺も落ちたものだ。
『…ごめん。』
「え?」
『その、情けないとこ見せて。』
「ばーか。」
『はっ!?』
「らしくないことしないでよね。」
らしくない…か。
此奴にとって俺はどんな奴なんだろう。
フランスは、俺をどう思っているんだろう。
アメリカだったら、そんなの直接聞けるわけない。
でも、フランスなら…
れ、練習だ。アメリカに聞くための。
別に、友達が俺のことをどう思っているかが気になる訳じゃない。
『お前にとって、俺はなんだ?』
『俺らしいって、どんな俺だ?』
『お前からして…俺はどう見える?』
「急に聞かれてもねぇ…」
「お前は、すっごく反抗的で、全っ然素直じゃなくて、紳士って言うくせに神経質で怒りっぽい野郎だよ。」
聞いて損したかもしれない。
こんなにマイナスなことばかり言われるなんて。
「でも…」
『でも?』
「やっぱなし。」
『話せよ。』
「べーっだ!」
『やっぱり嫌いだこのクソ髭!』
珍しくフランスが優しいと思ったのに。
やっぱりフランスはフランス…
「そういうとこも、結構好きよ。」
『え?』
『今…』
「大っ嫌いだって言ったんだよ。」
「この変態クソ紳士。」
『…そうかよ。』
「お前からして…俺はどう見える?」
最近友達の様子がおかしいと思っていたら、やはりアメリカのことだった。
まさか、まだアメリカの気持ちに気づいてないなんて。
それどころか、自分の気持ちにも気づいていないんじゃないだろうか。
『急に聞かれてもねぇ…』
今、正直に言ってしまえば、楽になれるだろうか。
でも、そんなの無責任すぎる。
アメリカのせいで不安定なイギリスの心につけこむなんて、世界のお兄さんがすることじゃない。
することじゃないけど…
「お前は、すっごく反抗的で、全っ然素直じゃなくて、紳士って言うくせに神経質で怒りっぽい野郎だよ。」
素直じゃないって言っておきながら、俺も全然素直じゃない。
少しだけ、素直になってもいいかな。
『でも…』
「でも?」
『やっぱなし。』
「話せよ。」
話したいよ。
『べーっだ!』
「やっぱり嫌いだこのクソ髭!」
それでいいんだよ。イギリスはこうじゃなくちゃ。
『そういうとこも、結構好きよ。』
言ってしまった。どうしよう。
このまま素直になってしまってもいいのだろうか。
そんなこと、できるわけない。
「え?」
「今…」
『大っ嫌いだって言ったんだよ。』
『この変態クソ紳士。』
素直になれない俺が大っ嫌いだ。
「…そうかよ。」
イギリスはいつものようにぶっきらぼうに微笑んだ。
俺なら、お前をもっと幸せにしてやるのにな。
なぁ、俺を選べよ、イギリス。
コメント
2件
フォーー!!やばいよやばいよフラアサ良いですね!!やばい最近新しいCP好きになりすぎて滅ってます