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今僕は大学院で半導体についての研究をしている。従来のロボットが高値になってしまう理由の一つに、半導体をたくさん使用しなければいけないというものがある。また、半導体の質が良いものを今の技術力では大量生産できず、そもそも販売元が高値で売り出し一般に出回らないという問題もあった。

そのため僕はコンパクトかつ、安価で大量に生産できる半導体を作ろうとしているのである。僕は主に一人で研究をしているが、大学生の頃からお世話になっている鈴原教授が僕の研究を応援してくれている。

今日は教授に研究の途中経過を見てもらうことになっている。僕はこれまでの研究についての論文データを持ち、教授の研究室に向かう。緊張するが僕の研究について評価をもらえるいい機会だ。研究室の前に着き、ドアを2回ノックした。

「鈴原教授、失礼します」

「石田くんか。入りなさい」

最近のドアは大体自動式だが、この研究室は教授の趣味なのか、手動でしか開かない。僕はゆっくりとドアを開け研究室に入る。

 鈴原教授の研究室にはもう何度も来ているが、入る度に僕はその凄さに圧倒される。研究室は円柱型になっており、部屋を囲むように本棚が並び、大量の本が保管されている。天井は光がさすようにガラス張りになっており、昼間は基本灯り要らずである。

「研究の調子はどうかな?石田くん。」

「順調です。教授にも喜んでいただけると思います。」

鈴原教授は齢45で教授を務めている、僕の憧れの人だ。ロボット工学の最前線にいる人であり、僕がこの大学に入りたかったのはこの人がいたからだ。

シェルター 〜A Journey of Weaving Emotions〜

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