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雪合戦大会!(トキオの時間スローが強すぎる!)
1.冬の名物、雪合戦大会!
「雪合戦やろうぜーーー!!!」
冬休み直前の放課後。
校庭にはふかふかの雪が積もり、元気いっぱいの 天気 元気(てんき げんき) が叫んでいた。
「お、いいな!」
芦野 勇(あしの いさむ)が腕を組む。
「スポーツマンとして、ここは負けられねぇ!」
「ふふん、私も参戦するわよ!」
ミニスカート姿の 時永 時恵(ときなが ときえ) がストップウォッチを構えた。
「……いや、雪合戦ってそんなガチな競技だっけ?」
目蒲 安(めがま やすし)は、冷静にツッコんだ。
「いいじゃん、楽しければ!」
甘坂 雨衣(あまさか あまい)が、手に持ったホットチョコを飲みながら言う。
「よーし、害獣の能力もありで、雪合戦バトルだ!」
「えぇぇぇ!? それ絶対めちゃくちゃになるやつじゃん!!」
こうして、「超能力ありの雪合戦」 が開幕した——!
2.ルール説明(無意味)
「ルールはシンプル! 雪玉が当たったらアウト!」
「それで、害獣の能力を使っていいのか?」
「もちろん!」
「……まぁ、だろうな。」
目蒲はため息をつく。
すでに嫌な予感しかしない。
「チーム分けはこうだ!」
❄ チームA(目蒲・トキオ・影道・ナビス)
❄ チームB(芦野・元気・うましか・雨衣)
「よし、試合開始ーー!!」
「ちょっと待て、準備が——」
パァァン!!
「え!? もう始まってる!!?」
3.害獣の能力、雪合戦で大暴れ!
ドカッ!
「うわああああ!!!」
ナビスの方向ナビ能力で、雪玉が正確に標的に当たりまくる!
「方向感覚完璧すぎるぅ!!」
バシュン!!
ウィズの天気予知が発動し、雪玉が落ちる位置を完全予測!!
「今ここに投げれば……当たる!!」
「いや、予報すんな!!」
ボンッ!!!
「ひゃあぁぁぁぁ!?」
ポン太の修理能力で、崩れた雪壁をボロボロに復元!!
「なんか……形はめちゃくちゃだけど、まぁ隠れられる……!?」
バチバチバチ!!
ダッシュの超反射神経で、投げられた雪玉を全部キャッチ!
「それ、キャッチしてどうすんの!? ルール崩壊してるんだけど!!」
「はっはっは! 雪玉キャッチマンとは俺のことだ!!」
そして—— 事件は起きた。
4.トキオの時間スロー、最強すぎる。
「では、そろそろ行くわよ……。」
時永 時恵(ときなが ときえ)が、ストップウォッチをカチッと押した。
その瞬間——
「……!? なんか、世界がスローになった!?」
時恵の害獣 トキオ(金色のウサギ型害獣)の時間スロー能力が発動!!
目蒲が目を見開く。
周囲の雪玉が、まるでスローモーションのようにゆっくり動いている……。
「なんだこれ、マトリックスかよ!!」
「フッ……」
時恵はスローになった雪玉を、華麗に回避しながら雪玉を投げ始める!
バシュッ!! バシュッ!! バシュッ!!
「ぎゃあああああ!! なんかバレットタイムになってる!!」
「時恵、避けながら投げるの反則じゃね!??」
チームB、一瞬で壊滅。
「つ、強すぎる……。」
5.伝説のスローモーション勝利
「ふっ……これが私の力よ。」
髪をなびかせながら、時恵が勝ち誇る。
「お、お前強すぎるだろ……。」
芦野が悔しそうに雪を握りしめた。
「まぁ……害獣能力を使う時点で、おかしい勝負だったんだけどな。」
目蒲は呆れたようにメガネを上げた。
「いやでも、これで分かったことがあるぞ。」
「……なんだよ?」
「次回の雪合戦、トキオの能力は禁止な!!!」
「ええええ!? そんなぁ!!」
こうして、伝説の 「時恵のスロータイム無双」 により、雪合戦は終結した——。