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高校二年生・仮名:Sさん
まわりの子と比べてしまって、いつも落ち込みます。
テストの点、部活での成績、見た目……。
全部で勝てる気がしなくて、努力しても「どうせあの子には敵わない」って思ってしまうんです。
「比べなくていい」って大人は言うけど、比べるのをやめられない自分が嫌です。
遥
「……それ、俺もめっちゃやってた。
てか、今も“隣の誰か”と比べちゃうこと、あるし。
やめろって言われても、止められるもんじゃないよな」
蓮司
「“比べる”って本能みたいなもんだからね。
“やめろ”って言葉が効かないのは当然だよ。
でもさ、比べることで“自分が足りない”しか見えなくなるのは、けっこう危険だと思う」
日下部
「……俺、部活でずっとそうだった。
努力しても先輩には追いつけないし、同期でも一番になれない。
でも、あとになって気づいたんだ。
“勝つこと”だけが全部じゃなかったなって」
遥
「そうなんだよな。
比べて“負けた”って思っても、そこに気づけるのは、自分がちゃんとやろうとしてた証拠だろ」
蓮司
「それにさ、比べる対象を変えてみるのもアリじゃない?
“昨日の自分”とか、“少し前の自分”とか。
そこに勝てたら、確実に意味あるでしょ」
日下部
「……うん。Sさんが“比べたくないのに比べちゃう”って思ってる時点で、
自分をちゃんと見ようとしてる証拠だと思う。
それを責める必要はないんじゃないかな」
🗝 三人からのことば
遥:
「比べるのをやめられないのは普通だし、俺も同じ。
でも、“比べる=負け”じゃなくて、ちょっとの成長を見つけるきっかけにしてほしい」
蓮司:
「他人との比較で潰れるくらいなら、比べる相手を変えちゃえ。
“昨日よりちょっとマシな自分”に勝つことから始めればいい」
日下部:
「誰かと比べてしんどいのは、“頑張ってる証拠”。
自分を嫌う理由にしないでほしい。むしろ、その姿勢を大事にしてほしい」
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