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高校二年生・仮名:Rさん
私は、人を好きになるときに「相手の性別」をあまり意識しません。
女子にドキッとすることもあれば、男子に惹かれることもあります。
でも、友達に言うと「結局どっちなの?」って笑われたり、
「そういうのって、ただの気のせいじゃない?」って軽く流されてしまいます。
自分でも「これはちゃんとした“好き”なのか、それともただの憧れ?」ってわからなくなります。
こんな気持ちって、おかしいんでしょうか。
遥
「……おかしくなんかねぇだろ」
「オレ、人を好きになること自体がよくわかんなかった。ずっと遠い話でさ。
だから、“好き”がどんな形でも、それが湧いてくる時点でスゲェことだと思う」
蓮司
「“どっちなの?”って聞いてくるやつ、だいたい分かってないよね。
白黒ハッキリさせたいだけで、Rさんの気持ちに向き合ってるわけじゃない」
「それに、“好き”と“憧れ”って、最初からきっちり分けられるもんでもないよ。
心が動いたら、それがもう“本物”でしょ」
日下部
「……俺さ、誰を好きになるかって、頭で選ぶんじゃなくて勝手に湧いてくるもんだと思うんだ。
性別とか、周りの目とか、あとづけの理由じゃねぇかな」
「だから、“自分の気持ちっておかしいのかな”って思う必要はねぇ。
“好き”って思える自分を、否定しなくていいんだと思う」
遥
「でもまぁ、正直な話……“違う”って笑われるのは、キツいよな。
わかんないやつに説明しても通じねぇこと、いっぱいあるし」
蓮司
「そういうときは、理解しないやつに合わせる必要ないよ。
“どっちなの?”っていう狭い言葉の枠に、Rさん自身を押し込めなくていい」
日下部
「……うん。俺は、“Rさんが誰を好きになってもいい”って思ってる」
「誰にどう言われても、それは変わらないから」
🗝 三人からのことば
遥:
「“おかしい”なんてことはねぇよ。
自分から出てきた“好き”は、ちゃんと大事にしていい」
蓮司:
「人にわかってもらえない気持ちって、すごく孤独だけどさ。
それでも“自分に嘘つかない”ことが一番大事」
日下部:
「好きになる相手を選ぶ必要なんてない。
“そう思った自分”を、まずはそのまま認めてやってくれ」