「いかせてよ」
君は、そう言った。
強い風の吹く屋上で。
長い、青髪をなびかせて。
君の、君だけが履いている、ズボンがやけに遠く見えた。
あれ、視界が霞んで見える。
なんでだろう…
私泣けなかった筈なのに…
「今、泣いてるでしょ?」
ばか、君も泣いてるじゃん
双子の、私のお姉ちゃんが、目の前で、ここで、死のうとしているのに。
泣かないわけないじゃん。
「そういう未来ちゃんこそ泣いてるじゃん…」
「そうだ…僕の相談、乗ってくれる?」
「う…ん。乗るよ…。」
「ふふ、ありがと。」
今まで、どれだけ1人で溜め込んできたの?
どれだけ1人で抱えてきたの?
ねぇ、全部、全部、吐き出してよ。
溜め込みすぎたら吐けなくなって、壊れちゃうよ。
「ごめ…やっぱ…無理…リカに迷惑…かけたく…無いから…ごめんね…?今まで、ありがとう。サヨナラ。」
君はそう言って飛び降りた。
学校の、5階、屋上から。
君はドクダミ。
そんな君へ贈る献花は、「アザレア」
いきたい。
「生きたい?」
「行きたい?」
ううん。
「逝きたい。」
だから、もう逝かせてよ。
コメント
33件
なんかこれと同じよーなことステメに書いてなかったっけ???
花言葉って奥が深いんだよ… 君も沼るかい?(辞めれ)
うん、なんかアイディア好きだな…() 流石遥のリア友…最高と言う血(?)が繋がってるね((?