テラーノベル
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𝕊𝕠𝕣𝕒☁️🫧💙
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ある夜、俺はめめの家に忘れ物を取りに行くことになった。
前回家に言ったときに、イヤホンを置いてきてしまって、めめが「いつでも取りに来なよ」って言ってくれたから、今から行くと連絡はしてみたけど、既読がつかないので、貰った合鍵で、入った。
玄関を開けた瞬間、息が止まった。
知らない誰かの靴があったから。
リビングを覗くとソファで、めめが阿部ちゃんを抱きしめてキスをしているところだった。
深くて、優しくて、すごく大事そうに。
めめの大きな手が阿部ちゃんの背中をゆっくり撫でていて、阿部ちゃんはめめの胸に甘えるように寄りかかっている。
俺が知ってるキスとは、全然違った。
あんなに柔らかくて、愛おしそうなキス、俺には一度もくれたことない。
💙「……っ」
声が出そうになって、慌ててドアを閉めた。
でもめめは気づいたみたいで、鋭い視線が俺の方に向いた気がした。
俺は逃げるようにその場を離れた。
震える手で膝を抱えた。
胸が痛い。吐きそう。頭の中がぐちゃぐちゃ。
少し日が空いて、めめからLINEが来た。
🖤『今夜、空いてる?』
俺は迷った。
本当に迷った。でも結局、返事した。
💙『うん、行く』
めめのマンションで、俺はまた抱かれた。
いつもより激しくて、めめは俺の腰を強く掴んで何度も奥を突いてきた。
今も、阿部ちゃんのこと想像してるんでしょ……?
その妄想が頭から離れなくて、俺は涙を堪えながらめめの背中に爪を立てた。
💙「めめ……あっ、んんっ……!」
クライマックスでめめが俺の中に射精した後、俺は汗だくでまた聞いた。
💙「……阿部ちゃんのことなんだけど…」
めめは俺の上から降りて、天井を見つめながら言った。
🖤「だから、しょっぴーには関係ないって」
冷たい指で俺の頰の涙を拭われる。
その仕草が優しいから、余計に苦しい。
俺はめめの胸に顔を埋めて、小さく呟いた。
💙「俺は……めめの都合のいい子でいいから。そばにいさせて……」
めめは何も答えなかった。ただ、俺の髪を撫で続けただけ。
コメント
14件

せつない!けなげ! どうなるどうなる? 楽しみです!!!
わんちゃん、💙本命説ありそう。
早くに読んでくれた方ありがとうございます!少しだけ修正しました🙏