(無性に――甘やかしたい……ッ)
中条太一は仕事が出来て、女性にも人気があって、何をするにも様になるし、上司からは信頼され、後輩からは慕われる完璧な男だ。
そんな人が今、私の前で少年のように無防備に笑う。
その破壊力は凄まじく
”したくなる”という疼きは
”したい”という圧倒的な欲望に変わって、今にも爆発寸前だ。
(少しだけ……)
酔っているせいか防御力がゼロになった太一くんの髪にそっと手を伸ばす。
(……ッ、柔らかい)
指先で感触を確かめてから、ゆっくりと滑らせて頭を撫でると、太一くんは気持ちよさそうに目を閉じた。
こうするだけで、リラックスしてくれるのは嬉しいけど、ここまで開放的になってしまうのは正直心配だ。
「あまり飲めないなら無理しちゃダメじゃない」
「うん……でも俺、沢山飲める男になりたくて……」
「なんで?」
「なんでって……」
飲み過ぎたアルコー*************
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