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「あ! 葉山さんとみかリン! 明けましておめでとうございますっ」
「…………圭、浦野さん。明けましておめでとう。今年もよろしく。しかし奇遇だな」
入れ違いで響野夫妻と出会い、圭と美花に気付いた瑠衣が、ペコリと会釈する。
(そうだ。侑と瑠衣さんは、東新宿に住んでるんだったな……)
不意に思い出し、穏やかな笑みを浮かばせた圭。
「侑、瑠衣さん。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
「響野さん、ルイルイ、明けましておめでとうございます! まさか知っている方に出会えるなんて思わなかったから、新年早々嬉しいっ」
四人それぞれが新年の挨拶を交わすと、圭と美花は、社から少し離れた場所で、侑と瑠衣がお参りを終えるのを待っていた。
「…………こんな所で立ち話もアレだ。境内に休憩スペースがある。そこに行こう」
侑の声掛けで、四人は屋外に設置されている簡易休憩所へ足を向け、温かい甘酒を口にしながら談笑した。
「…………それにしても、近所で小中学校の同級生に会うとは、俺も驚いた。圭と浦野さんが一緒にいるという事は…………『そういう事』なんだろ?」
「あっ……ああ。『そういう事』だ……」
鷹のような鋭い眼差しを侑から向けられた圭と美花が、互いに照れ笑いを覗かせる。
「みかリン、葉山さん、良かったですね……!」
瑠衣は以前、美花から病気の事や過去の恋愛、圭への想いを聞かされていたのもあり、感慨深げに目を細めた。
「ルイルイには、早く言わなきゃって思ってたから、報告できて嬉しいっ」
女子二人も微笑み合い、互いに握り拳を作り、グータッチを交わす。
「…………二人は交際し始めて、どれくらいなんだ?」
「一ヶ月半くらいだな。俺と美花の家が近所だし、俺もまだ仕事が忙しいから、立川で会う事が多いよ」
「…………良かったな、圭」
「ああ。ありがとう」
どことなく、しみじみとした口調の侑に、圭は口元を引き結んだ後、フッと緩める。
男性二人も、言葉少なげに会話をしつつ、彼は侑から言葉を掛けられた。
「…………さて、二人はデートの途中なんだろ? 邪魔しては悪いから、俺たちは帰る。今度は二人で、自宅に遊びに来るといい」
「ああ。美花と一緒に行かせてもらうよ」
「みかリン、また連絡するねっ」
「ルイルイ、またランチしに行こうね!」
花森神社を後にする侑が、瑠衣の華奢な肩を、さり気なく抱き寄せる。
「ルイルイ、ユウユウに大切にされてるね」
「侑は冷酷そうに見えるが、瑠衣さんを愛しているんだろう」
恵
遠ざかる親友夫妻の背中に眼差しを伝わせると、圭は美花の手を繋ぎ、指先を絡めさせた。