テラーノベル
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「総一朗……水戸さんに告白されたでしょう?」
言葉にした瞬間、今すぐに取り戻したいくらいに後悔した。
けれど、時を巻き戻すことはできない。
悲鳴に似て、そうとはならない叫びが、渇いた吐息となって零れた。
空気に勢いづけられたように顔を上げると、彼の驚いた表情が視界に飛び込む。
目一杯に眼を開く、その表情が如実に事実だと告げていた。
いっそ嘘だと言ってくれたらよかったのに。
隠し事はしない、できない、そんなあんたが、今はこんなにも憎らしい。
「……何で知ってる?」
ようやく声を放った彼の言葉に、無意識に嗤った。
「……もしかして、水戸に何か言われたか?」
確かめるように、窺うように、問うた彼から視線を逸らす。
すると、彼がじり、とつま先を私へにじり寄せた。
「――断ったぞ」
彼が言った。
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コメント
2件

長年片想いしてきて結婚したいとまで告げた相手がいるくせに水戸をはっきりばっさり断らなかった男が「キレるぞ」は笑ってしまう。未だに水戸の性悪さを見抜けてないし。最初からばっさりいかないから優しいだなんだって思わせて妙に期待残してるしね(笑)きっつい。 ヒロインはこの男と付き合うのも結婚するのも絶対やめたほうがいい。