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「 終わりの先で、君と 。 」
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終わりの先で、君と。
人は、失う
大切なものを
当たり前だった日々を
守りたかった誰かを。
────そして、
それに耐えられなかった時 人は壊れる。
壊れた者は、 “ 歪者 ” になる。
心が歪み、形を喪い
もう二度と元には戻らない存在。
それでも尚、喪失は終わらない。
全てを失ったものは、
より強く より深く、
──── “喪失者” へと変わる。
“喪失”
そのものを体現した存在
“四喪 (しそう) ”
彼らは世界を壊す四人の怪物。
彼らがいる限り、この世界の喪失は終わらない。
だから───
終わらせる為の 存在 が生まれた
名前はない
ただ一つの役目だけが与えられた。
───終点。
すべてを終わらせる為の 存在 。
その日も、何かが終わった
人だったものが崩れ落ちる
歪者。
もう救えない存在。
【 ……終わらせる 】
声に感情はない
ただ、事実を告げるだけ。
一瞬だった
歪者は音もなく崩れ
何も残らずきえた。
それが、この世界の “終わり方” だ。
【 …またか。感情は…まだない。
必要ない。】
【 ……そうか、お前は “ 終点 ” だ。 】
それが、俺の全てだ。
世界を救い 喪失を消す。
これが俺の任務。
───それだけの、存在
『…ねえ。』
暗がりの中 聞き慣れない声がした
『…あんた、誰?』
その問いに、少しだけ間が空いた
「……名前はない。」
そう答えると、少年は笑った。
『…ふーん、変なやつ。』
─── その一言が、ほんの少しだけ世界を変えた
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来世はくらげ
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