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30代・仮名:Rさん
気づけば、周りは結婚や出世など「ちゃんとした人生」を歩んでいる気がします。
一方の私は、大きな失敗をしているわけでもないけれど、
誇れるようなものもなくて。
“このままでいいのか”と考えるたびに、胸の奥がざわざわします。
若い頃に思い描いた未来と、今の自分とのギャップに、
どう折り合いをつけたらいいんでしょうか。
遥
「……大人になってもそう思うんだな」
「俺なんか将来像すらまともに描けないけど、
“このままでいいのか”って焦りは、
年齢とか関係なく誰でも抱えるんじゃないかな」
蓮司
「“周りが進んでいるように見える”ってのがミソだよね」
「実際は、みんなそれぞれ悩み抱えてるし、
進んでいるように見せてるだけかもしれない」
「比べてしまうのは自然なことだけど、
“誇れるかどうか”って、意外と他人じゃなく自分が決めるものだと思う」
日下部
「……俺も、“このままでいいのか”ってずっと思ってる。
でもさ、“このままじゃイヤだ”って思えてるのは、
まだ前に進める証拠だろ」
「Rさんがその気持ちを抱えてる時点で、
もう“折り合いを探す”道の途中なんじゃねぇかな」
遥
「未来って、完成図があらかじめ決まってるわけじゃないし。
描いてた夢と違っても、今の道を歩いてる自分を
肯定していいんじゃないかな」
蓮司
「“誇れる”って、立派な肩書きとか実績じゃなくていいと思う。
例えば“続けてきたことがある”とか“誰かに優しくできた”とか。
そういう小さな積み重ねだって、ちゃんと誇れる」
🗝 三人からのことば
遥:
「“今の自分で大丈夫か”って思えるのは、
まだ諦めてない証拠だと思う」
蓮司:
「比べなくていい、って簡単には言えないけど……
比べた上で見える“自分の足跡”を、ちゃんと見つめてほしい」
日下部:
「折り合いつけるって言葉は、
負けでも妥協でもなくて、“歩き方を決める”ってことだと思う」
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