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俺とユリアスは庭園を望む屋外の椅子に腰掛けて話をしている。国王陛下は俺たちだけを放置して、どこかに行ってしまった。
「君は本当に鷹狩りが久しぶりなの、アルヴィアン侯爵代理?」
ユリアスは俺の腕前に憧れるような目線を向けてそう尋ねてくる。
「その通りですよ、ユリアス王子殿下。俺個人としても驚いていますよ。野ウサギがこんなに簡単に捕まるとは思っていませんでした。ただ…ユリアス王子殿下の方はどうやらあまりうまくいかなかったようですね。」
「…僕に狩りができると思う、ジョー・アルヴィアン侯爵代理?」
俺の返答に対してユリアスは首を傾げて俺を見つめて質問する。
「…正直に申し上げれば、いいえ。」
俺はまるで「言いたくはなかったが真実を伝えなければならなかった」ような言い回しでユリアスの質問に答える。
「打ち解けているようだな。ユリアス、そしてジョー・アルヴィアン侯爵代理。」
国王陛下はどこか見覚えのあるような袋を持って戻ってきた。俺たちが打ち解けているのを喜んでいるようにも、どこかいたずらを仕掛けようとしているようにも見える表情だ。だが国王陛下は内心に陰鬱さを抱えているようにも見える。
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