テラーノベル
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「味方がいない孤独なユリアス王子と、良くも悪くも野心も執着もないファレル先生は相性が良かったのは想像がつきます。おそらく俺のことも事前に彼に伝えていたんでしょう?だから、わざわざ彼は俺に話しかけにきた。違いますか?そんなファレル先生にユリアス王子と俺の間での手紙のやりとりを仲介してほしいなと思いましてね。」
俺はそうファレル先生に対して歌うように告げる。
「…恐るべき人間だな、ジョー・アルヴィアン。」
ファレル先生は恐ろしさと満足が入り混じったような表情をしながら相槌を返す。
「よく言われます、今も昔も。保守派や王党派の貴族たちが俺を悪魔と呼ぶのは理解しています。俺は実際のユリアス王子多くの人間が思い浮かぶ彼とは全く違うことを知っています。先生もそうでしょう?俺と先生は多分似ているのかも。」
ファレル先生が貴族や王族的なものと自発的に距離を置くなら、俺はむしろ貴族や王族的なものを利用することと破壊することを選んだ。つまり俺もファレル先生も貴族や王族的なものが好きではない。ただ向き合い方だけが異なる。
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