先生、大好きだよ♡

「私が自分で切りました」

神崎愛子は病院に向かう途中で、そう言った。

「先生が、助けてくれました」と付け加えて。

傷は深く、一歩間違えていたら命を落としていたらしい。

神崎愛子は、本気で切ったんだ。

本気で…。

しかし3日もすると──。

「せーんせい！」

満面の笑顔で、学校にやってきた。

あれは夢だったんじゃないか？と思うくらいの笑顔。

けれど、手首の包帯が痛々しい。

「はい、お弁当！」

「い＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

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