「森田部長は本当……仕事ができますよね」
はは、と笑った声が、乾いて掠れた。
「うん?」
「いえ……準備する日数も少なかったのに、素敵な店と……大変な参加率で」
最後の一言は、沈痛な表情とともに暗く落ちた。
「ほんと? それなら、一生懸命探した甲斐があるよ!」
屈託のない笑顔で言われては、もう返せる言葉がない。
そう思いながら俺は、人でごった返す、洒落たイタリアンレストランの貸切会場を見渡した。
結婚式の二次会にも使われるらしい、とはどこかから漏れ聞こえた情報によるが、それも納得の雰囲気がある。
落ち着いたダークウッドのフローリングは歩けば軽やかに靴音を鳴らし、華やかな照明が重くなり過ぎない空間を作り出す。
そして、フローリングと色味を合わせたテーブルの上を、炎が揺らめくキャンドルと一輪挿しが彩り、カジュアルさまで引き出されている。
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