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重田💋(omoda)
184
#イケメン
蒼乃 月
30
226
瑠璃マリコ
6,420
侑に収録の日程を伝え、午後の仕事も無事に終えた圭。
一時間ほど残業になったが、久々に早く上がる事ができた。
(そうだ。『家庭料理 ゆき』に晩メシを食いに行こう……。美花にも全然会えてないし……)
圭は、美花の自宅でもある、彼女の母が経営する店に、そそくさと足を向けた。
店の引き戸を開けると、客はおらず、閑散としている。
「いらっしゃいま──」
美花の母、雪が店内に響く声で挨拶したかと思うと、言葉をブツリと途切らせ、困ったような顔色に染まる。
「こんばんは。ご無沙汰しております」
圭は、カウンターの隅に座ると、雪からおしぼりを差し出された。
「あっ……ああ、葉山さん。お久しぶりですね。仕事、相当忙しいですか?」
「ええ。毎日遅くまで残業が続いていたので、こちらにも全然顔を出せなくて……」
「…………そうですか。お疲れ様です。今日は……何にしますか?」
「じゃあ……肉じゃが定食でお願いします」
「かしこまりました」
雪が、瞳に微笑を乗せ、何事もないように厨房で料理の準備を始めた。
雪の振る舞いに、圭は仄かな違和感を覚えた。
いつもだったら、雪は圭が来店すると、すぐさま『ちょっと待っててね』と声を掛け、美花を呼んでくるのに、淡々と厨房で調理している。
それに、どことなく、ではあるが、雪の圭に対する対応が、よそよそしく感じてしまうのは気のせいだろうか。
彼の心臓がキュッと縮み、鼓動が妙な音を立てているのを感じる。
「お待たせしました。肉じゃが定食です」
スイングドアを通り抜けてきた雪が、圭が注文した料理を運んできた。
「ありがとうございます。頂きます」
配膳を終えた雪はカウンターを離れると、彼は手を合わせた後、箸と茶碗を手に取った。
彼の胸中に小さな異変の棘が刺さったまま、圭は食事をするが、雪の応対が気になり、味覚が何となく麻痺しているように感じる。
様々な思いを頭の中に馳せているうちに、完食した圭は、『ごちそうさまでした』と小さく口にした後、スクッと背筋を伸ばした。
「あの…………美花さんは……今日……」
自分の発した声音が掠れ、圭は雪の様子を伺いながら、ぎこちなく眼差しを向けた。
コメント
1件
あれれ?😳✨ 葉山さんが久しぶりに『ゆき』に行ったら、雪さんの対応がよそよそしくて……めっちゃ気になる展開だね!! いつもならすぐ美花ちゃん呼んでくれるのに、今日は淡々としてて、葉山さんも違和感感じちゃってるし……胸きゅんというより胸がギュッてなる感じが伝わってくるよ😢💦 美花ちゃんに何かあったのかな……続きが気になりすぎる!!😭💕