テラーノベル
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「…寝れなかった…」
これからの事、学校に行かなければならないこと、親のこと、色々考えていたらいつの間にか太陽が昇っていた
「学校…」
胃に違和感がある。気持ち悪い
「行かないと殴られる…行きたくない…ぃきたくない…」
手が震える…学校に行くまえに父さんのスーツを用意して…朝ごはん作って…
「ぅ”っ…ぐ…」
口の中変な味する…
「…はぁっ」
朝ごはん作らなきゃ
「…」
卵焼きが上手く作れない…卵がぼろぼろに…
「スクランブルエッグでいいか…」
食パン焼いて…ハムとぼろぼろになった卵焼きのせれば殴られはしない…はず…
「ソーセージものせとこ…」
俺はこの食べ物の匂いだけで吐きそうになる…もう慣れたけど…
「行ってきます…」
行ってらっしゃいの一言もない
「…え?」
「一緒に行こうよ」
なんで…なんでこいつがいるんだ…?
「先生に住所聞いたんだぁ」
「は…?ぇ…?」
「これからは話しながら登校しよ!」
俺はひとりで良かったのに…なんでこいつは…なんで…!
「うるさい!朝からお前の顔なんか見たくない!!」
親無しなのに幸せそうにして!俺は家に帰る度に傷が増えるのに!!
「一人で行くから!」
「ぇ…ま…待ってよ…」
そう言われても待てない、お前を見る度に羨ましさでおかしくなる!!
羨ましい
あいつが…羨ましかったんだ…家に帰っても傷が増えるくらいなら…いっそ…
「危ない!!」
もう…いきたくない…
コメント
2件
危ないってもしや事故るのか…?
おぅ... 5月くらいの私...