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車に乗り込み、豪がエンジンを掛ける。
だけど、いつまで経っても、車を発進させようとしない。
ステアリングを握った手を、憂うような色の瞳でじっと見つめ、何かを考えているようだった。
彼が徐にこちらを向き、奈美の肩を抱き寄せる。
「奈美……」
吐息混じりに豪は唇を奪うと、薄く開いた唇の中に舌を差し込み、絡めさせていった。
「うっ…………んっ」
豪の舌が、奈美の口腔内を這いずり回り、歯列に沿ってなぞっていく。
運転席から移動して彼女に覆い被さると、助手席のレバーを引きながら、シートの位置を一番後ろに動かし、素早く平らに倒した。
密室の中で、濡れた音が異様に大きく響き、奈美は豪の舌を、辿々しく絡ませる。
唇を塞ぎながら、彼の大きな手がワンピースの上から胸を包み、やわやわと揉みしだいた。
「っ……はあぁっ…………」
唇が離れ、豪と視線を交わすと、薄闇の中に浮かぶ彼の面差しが、劣情を滲ませている。
「…………帰したくない」
彼が激しく唇を塞いだ。
膨らみに触れていた手が背中へ回り、ファスナーを腰まで下ろしながら、形の良い唇は奈美の唇を貪った後、頬、首筋へと伝わせる。
車内の狭い空間とはいえ、誰かが傍を通れば、見られるかもしれない。
豪は、お構いなしに彼女のワンピースを腰まで脱がせ、キャミソールの裾から手を入れ、ブラホックを簡単に外した。
「だ……誰かに見られ……ちゃ……う……」
「シートを倒してるし、誰にも見られやしねぇよ……」
豪が、奈美のキャミソールとブラを一気に引き摺り下ろすと、双丘を揉み上げながら、
もう一方の乳首に口を含ませながら舌先で舐め回す。
「あぁっ……んんっ…………っ……ううっ」
乳房を弄っていた手が、腰から太ももへ這っていき、ワンピースの裾に滑り込ませた。
ショーツの上から指先で恥裂を上下になぞり、豪は色香を滲ませ、唇が緩やかな弧を描いている。
「…………すげぇ濡れてる」
彼の指先が、敏感になった宝珠を探り当て、布越しに押し付けながら撫でつけると、乳房の上に実る二つの硬くなった果肉を、交互に舐めしゃぶる。
「ああぁぁっ……」
背中に快楽がゾクリと迸り、奈美の身体が大きく跳ねた。