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コメント
4件
くぅー!! めめこじかわいい(*´꒳`*) 純粋なこーじ尊い!
かわゆす
⚠️1話前の
「アモニー・チェンジグミ【🩷️、❤️、💙編】」
の前半部分を先にお読みください。
.*·.⟡┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⟡.·*.
阿部とラウールお手製のグミを食べたせいで真っ黒なフラットコーテッドレトリバーに変貌した目黒。
180cm超えの目黒からすると低いところから見る世界は新鮮だった。
向井との待ち合わせの時間が過ぎていることに気づき犬の姿のまま大広間を抜け出し中庭を目指す。
すれ違う人の視線を感じたが気にせず進む。
中庭に着くと向井はすでにベンチに座って本を読んでいた。
目黒は小走りで近寄り、向井の膝の上に自分の顎をチョコンと乗せた。
🧡「おわっ!おっきいワンちゃん!どっから来たん?………かわええなぁ!!」
向井は目を輝かせ目黒の頭や体をわしゃわしゃと撫で回し、目黒は嬉しそうにしっぽをブンブンと振った。
体を擦り寄せると向井は更に喜んだ。
🧡「うぉぉどしたん!めっちゃ人懐っこい子やん!
よ〜しよしよし♡」
🧡「めめにも見せたいなぁ。めめめっちゃワンちゃん好きやねん!遅いなぁめめ…」
その瞬間、目黒の暴れていたしっぽがピタッと止まる。
🖤(いや俺ここにいるんだけど)
🧡「よしっちょっとめめ探しに行こか!ワンちゃんおいで!」
🖤(だから俺ここに居るって。俺が目黒なんだど)
クゥーンと鳴いてみせたが向井は当然気づかず。
意気揚々と立ち上がり歩き出す。
🧡「めめってのはな、友達なんやけどめっちゃカッコええヤツなんよ!イケメンやし身長も高いし魔法のセンスもええし!みんなの憧れみたいな感じでな」
🖤(めっちゃ褒めてくれるのは嬉しいんだけど俺ここに居るよ。俺に俺の紹介してるよ康二)
向井は目黒を連れてめぼしい場所を歩いて回った。当然目黒は見つからず。
🧡「あれぇ〜?めめおらん…寮にもおらんみたいやし」
💚「お、康二」
🤍「やっほ〜なにしてるの?」
そこへ阿部とラウールが通りかかった。
🧡「あべちゃん、ラウール。めめ見んかった?待ち合わせしとんのにどこにもおらへんねん」
向井が阿部とラウールに純粋な目を向けて問いかけると事情を知っている2人は笑いを堪えていた。
🤍「んふっ笑…めめなら…笑 意外と康二くんのすぐ近くにいるんじゃない?笑」
🧡「えっ!?どこどこ!?おらんやん!」
💚「康二、そのワンちゃん。康二にすごく懐いてるね笑」
🧡「かわええやろ!めっちゃ大人しい子やねん」
目黒は阿部とラウールをジトッと睨みつけたが2人は知らないふりをする。完全にこの状況を楽しんでいるようだった。
すると隣にいる犬が目黒であるとも露知らずの向井はハッと思いついた。
🧡「せや!!ワンちゃんって鼻ええんやろ?めめの私物嗅がせて匂いで探そ!」
🖤(え?)
💚🤍「ブハッ!!笑」
耐えきれなくなった2人が一気に吹き出した。
🧡「なんやのん吹き出して!名案やん!」
🤍「フハハッ…間違いなく名案だと思う…笑 」
💚「康二はそのままでいてくれ笑」
🧡「??まぁええわ」
向井はカバンに入れていた目黒に借りていた本を取り出した。
🧡「ちょうど返そうと思っとってん!ほらワンちゃん、これでめめの匂いたどって!!」
🖤(俺、自分の匂い嗅いで自分探すの?笑)
💚「まぁ頑張って〜もうすぐめめ見つかると思う笑」
阿部とラウールは腹を抱えながら立ち去っていった。
目黒はどうしたものかと頭を悩ませた。
🖤(もうすぐ見つかるってことはそろそろ30分なのか…)
目黒は中庭へ一直線に走った。何も疑わない向井はそのまま目黒について行く。
🧡「おっめめこっちにおるん?」
中庭に到着し、目黒は芝生にポスンと腰を下ろす。
あとはこのまま魔法が溶けるのを待つのみ。
🧡「あれ?めめは?」
辺りを見回したが目黒の姿が見当たらず向井は肩を落とした。作戦が失敗したと思ったのだろう。
🧡「ワンちゃんにはちょっと難しかったかぁ…どこいったんやろ…」
向井も目黒の隣に座り体を撫でてくれた。
見ると少し寂しそうな表情をしていた。
🧡「約束破るヤツちゃうんやけどなぁ…忘れとんかな…」
🖤(康二…)
目黒も目黒で被害者だがしょんぼりしている向井をみるとなんだかいたたまれなくなってくる。
目黒は前足で向井の胸を押し向井の体に乗り上げる。
🧡「おわっっ!ワンちゃん!?どした??」
そのまま向井の顔をペロペロと舐める。
🧡「うひゃはは!どしたん急に!慰めてくれとん?ハハッほんまええ子やな!よしよしよし♡」
向井に笑顔が戻る。嬉しそうに足をバタつかせて目黒の顔を撫でる。
ボフンッッ
🧡「うわっっなんや!?」
急に向井の目の前に煙が上がる。煙が肺に入り込み思わず咳き込む。薄ら目を開けると煙の中からずっと探していた人物が現れた。
🖤「あ゙ぁ゙…やっと戻った…」
🧡「えっ!?めめ!?」
🖤「おまたせ、康二」
🧡「どゆこと!?え、さっきのワンちゃん…」
🖤「うん、俺」
🧡「えぇぇぇ!?」
🖤「康二俺に俺の紹介して俺に俺の匂い嗅がせて探させようとしてたからね笑」
🧡「知らんかった笑 ごめん!笑」
🖤「あべちゃんとラウールが笑ってたでしょ?」
🧡「あっそういうことか!」
🧡「ところで……そろそろどいてくれん?笑」
犬の状態から向井に馬乗りになっていた目黒。今は寝転んでいる向井を覆い被さるように上にいる。
🖤「さっきみたいに撫でてくんないの?」
🧡「へ?」
🖤「めっちゃわしゃわしゃしてくれたじゃん」
🧡「ふはっワンちゃんから戻りきってへんやん笑 」
向井は照れくさそうに目黒の髪を優しくわしゃっと撫でた。目黒は目を細め満足そうな笑みを浮かべる。
撫でる向井の片手を掴みスルッと自分の頬を擦り寄せる。向井の目が少し動揺したようだった。
🖤「行こっか」
🧡「…せ、せやな!今日なにするんやっけ」
🖤「俺の部屋でチェス」
🧡「そうやったな!今日は負けへんで」
2人は起き上がり中庭から目黒の寮へと向かった。
道中、向井は思い出す。
🧡(あれ…俺めめにめっちゃ顔舐められんかった…?)
向井は顔を真っ赤にした。目黒は何食わぬ顔をしていたが向井の心情に気づいていたかは定かではない。