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――何で?
並んで座る2人の姿を目の当たりにして俺は驚きと共に違和感を覚えてしまった。
あんなに牧村に対して怯えていた梓が何で牧村と肩を並べ座っているのかが訳が分からなかった。
何を話しているのかは分からないが少し会話を交わしているようにさえ見えた。
まだ俺が来たことに気づいていない2人。
ゆっくりと足を進め2人の元へと近づいていくと梓が何故、牧村の隣に大人しく座っているのかが分かった。
牧村がテーブルの下で梓が逃げ出さないようにしっかりと手首を掴んでいたのだ。
瞬間、一気に頭に血が上っていくのが分かった。
俺は2人の元へと駆け寄ると
「おいっ!!」
テーブルの下で梓の手首を掴んでいた牧村の手を力任せに掴んだ。
「痛いっ」
でもそれで声を上げたのは牧村ではなく、悲痛に顔をしかめた梓だった。
その声に俺は反射的に牧村の腕を離した。
「悪い……」
俺が牧村の手を何*****
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