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etは、祠の前に進み出る。
「……あなたの名前は──」
深く息を吸い込む。
「……mnr」
その瞬間、世界が震えた。
霧が渦を巻き、空が裂ける。
祠の奥から、まばゆい光があふれ出す。
「な、なんだ!?」
jpが思わず身構える。
「霧が……暴走してる!?」
mf君が叫ぶ。
「違う、これは──」
noさんが目を見開く。
「“封印が解けた”んです!」
etの足元から、光が立ち上る。
その中心に、白い影──いや、もう“影”ではなかった。
そこに立っていたのは、ひとりの少年。
白銀の髪に、etと同じ霧色の瞳。
優しく微笑んで、彼は言った。
「やっと、呼んでくれたな、et」
「……mnr……お兄ちゃん……」
etの瞳から、涙があふれた。
「ごめんね……ずっと、忘れてて……!」
「いいんだよ。忘れてくれて、よかったんだ」
mnrはそっと微笑んだ。
「君が苦しまないように、そうしたんだから」
「でも……私は、思い出したい。
全部、ちゃんと向き合いたいの。
mnrが、何を守ろうとしたのかも──」
mnrは、そっと手を差し出した。
「じゃあ、見せてあげる。
あの夜、何が起きたのか。
俺が、何を選んだのか」
etがその手を取った瞬間──
霧が、すべてを包み込んだ。